トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

年に一度のエクスマセミナーで、僕の仕事の価値を考える。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

僕の仕事の価値とは何なのか?ということを改めて考えさせてくれるのがエクスマセミナーです。

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700超の座席が満席

物や技術を売っていてはダメになる。だって今や良くて当たり前なんだから。今どき悪い物やダメな技術、美味しくないものなんて、ほぼありません。もちろん、めちゃくちゃ良い物、素晴らしい技術、とんでもなく美味い物はあります。でも、高いレベルの物と低いレベルの物の差が、なくなってきているのが今の時代。僕はずっと『うちの仕事は良いから、丁寧にやっているから、それをお客さんに解ってもらえるし、買ってもらえる』と思っていました。でもそれは間違っていて、売り上げは落ちる一方。赤字が何年も続き、一時は真剣に廃業も考えました。廃業を考えていた頃に出会ったのがエクスマでした。正解に言うとエクスマではなく、エクスマの塾生の人たち。彼らから僕はいろいろと教わって、ブログを書き始めたんです。エクスマ=エクスペリエンス・マーケティングは『物を売るな!体験を売れ!』と謳っています。自分が売っている物、技術を買ってもらった人たちは、どんな体験をできるのか、それを自分は理解できているか。

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藤村先生

エクスマを主宰する藤村先生は事例を挙げながら、わかりやすく説明してくれます。

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同じ物を買うにしても、どこで、どんな体験をしながら買うかによって、お客さんは得られる価値が変わってくる。僕の仕事は屋根の上という、お客さんの目の届かない場所で行われるので、お客さんは何にお金を払っているのかわかりにくい。そこでどんなに凄い技術を発揮していたって、わかるわけがないんですよね。もちろんお客さんに対しては、丁寧すぎるほど丁寧に説明しますが、お客さんにはわからないことが多いんです。だからって、僕は僕の仕事で、お客さんがどんな体験をできるのか、いまだに言葉で上手く表現できません。僕が仕事することにより、この先10年の安心を得てもらえるとは思っていますが、それが正しい表現なのかわかりません。それがわからないので、ブログを書き始めるときには、何を書けば良いのかわからなかった。悩んでいるときにエクスマの塾生たちが教えてくれたのが『自分の好きなことを書く』こと。「竹内さんはトライアスロンやってるんだから、トライアスロンのことを書けばいいじゃん」と言われました。まっぴらごめんでした(笑)趣味のことを大々的に出すなんて嫌だったし、仕事とプライベートを一緒にするっていうのがカッコ悪いと思っていたから。でも、他に打つ手の無かった僕は、藁にもすがる思いで自分のことを書き始めました。そしたら色んなことが変わっていきました。僕の趣味とか遊びのことを面白いと思ってくれる人たちから仕事を頂けるようになり、四年前に廃業を考えた仕事が、今でもなんとかできています。新幹線代とか宿泊代とかで悩んでいたのが、とりあえず心配しなくて良くなりました。僕の好きなことが仕事に繋がっていきました。決断するより行動。まずやってみることです。

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決断よりも行動!

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好きなフレーズ。ほんと、そう思います。

新春エクスマセミナーは、一年に一度、改めて自分の仕事の価値を考えさせてくれる場所です。ちなみに今年はエクスマ20周年ということで、なんと無料でした(笑)んー、得した。