トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
いろいろと忙しくて時間が無く、さらに暑すぎてまともな練習ができなかった真夏が過ぎさり、やっと迎えた予定の無い日曜日。久しぶりに山に行ってきました。今回は長野県と岐阜県の県境あたり、恵那山近くの富士見台高原です。
空撮3D動画はここから。
富士見台高原は実はかなり上まで車で行くことができます。富士見台高原が標高1700mですが、1600mあたりまで車で近づけるので、初心者や体力に自信のない人でも大丈夫です。僕はそれでは意味がないので、もっと下、標高1080mくらいに位置する神坂(みさか)神社をスタートしました。
神坂神社には立派なご神木があります。
スタート地点に神社があり、お詣りしてからスタートすると、なんとなく守られている気分になるんですよね。
スタートしてから1450mあたりまではけっこう急に標高を上げていくので、まず走れません。練習不足な上に、前日には現状を上回るペース走で疲れが溜まっていたので、ペースが上がらず。しかもコースを知らないのでなおさらで、ときおり立ち止まり、地図で位置を確認しながらになります。ところがこの山の偉いところは1450mから上は走れるところ。高地トレーニングのエリアに入ると走れる勾配になるんです。
登り始めて1時間8分くらいで山小屋、萬岳荘に到着。山小屋があることは知っていたけど、まさかこんなにデカいとは思っていなくてびっくりでした。
そうです。ここの手前まで車で来ることができるんですよね。僕はすでに汗だくでしたが、ここより上ですれ違った人の中には散歩みたいな恰好の人もいました。実際、ここから上は登山というよりもハイキングです。
1600m付近の萬岳荘から1750mまでは、とにかく景色が良い。しかも一部を除いて走れる道なので、とても気分よく登っていけます。神坂小屋という綺麗な避難小屋もあるので、雷のときは逃げ込みましょう。
背の低い笹が広がります。
富士見台高原には10名くらいの先客がいて、それぞれお茶を飲んだり、何か食べたりしてのんびりしていました。天気はいいし、涼しいしで最高だもんね。
御嶽山はすぐ近くに見えるし、北アルプスの奥穂高岳をはじめとする名峰たちが丸見えです。
僕は数枚の写真を撮って、再び走ります。次は下の写真の奥に見える神坂山山頂です。普通に走れば10分てとこ?
が、そう簡単にはいかず。密生した笹が行く手を遮ります。
この笹を漕いでいくのに、僕は短パンで脚を丸出しw
わさわさと笹をかき分けながら登った神坂山は特に眺望も無し。だから人がいかなくて、笹が生えちゃうんですね。
さて、下山しようと思って振り向くと、登山道が分からないほどの笹。こういうところが迷いやすいんでしょうね。
神坂山山頂から萬岳荘までの間は笹につぐ笹。身長180センチの僕の胸まである笹を漕ぐのは大変でした。
萬岳荘からそのまま下山するのもアレなので、神坂峠方面に寄り道。
遺跡と書かれている通り、古代から重要な道で、矛や勾玉が発見されたそうです。神坂峠から萬岳荘に戻り、下山道は沢沿いを遠回りしながらにしました。神社に帰るまでしっかり走れて快適!
神社を通過して、滝見台という展望台に。
めっちゃかっこいい建築です。滝見台からは反対の山に滝を見ることができます。
この日の走行距離は約16キロで、獲得標高は935m。なんせ涼しくて走れるので、練習には最適。うちから2時間弱で到着して、駐車場も無料なので、これからたまに行こうと思います。