『見積りは三件以上、取りましょう!』
よくテレビのCMとかで、リフォームするときは『見積りは三件以上、取りましょう』と言っていますが、それで何を見るかが大切になります。見積りなんだから金額でしょ?と思うのは当然ですが、金額よりもずっと大切なことがあります。
金額だけ見ても分からないことばかり。
金額だけを見ていると、三つあれば高いところから安いところまでありますよね。極端に高い一件や、極端に安い一件があったり、三件がほとんど変わらないこともあるでしょう。もしかすると極端に高いところがしっかりと仕事をしてくれるかもしれないし、極端に安いところは後から追加で請求されるかもしれない。内容についても細かく書いてあるものから、ほとんどが一式だったり。結局はどれが正しいのか分からないと思います。僕も屋根のこと以外だと、一口に建築と言っても、いったい何のことだか分からないことがたくさんあります。建築関係じゃない人ならなおさら分からなくて当然です。
僕は人柄で依頼する。
では、僕が自分の家をリフォームするときに、どんな業者に依頼するかというと『人柄』です。現場で顔を合わせたり、仕事とは関係ない集まりで話しをして、良い人だなとか、話しが合うなと感じた人に依頼することにしています。嫌な人には頼みたくないし、どうせなら話しが合う人に頼みたいですよね。ちょっと視点を変えると、友達や趣味の仲間に頼もうってことです。
金額よりも人柄
見積りを三件、依頼したとしても、金額や内容は判断材料の一部でしかありません。むしろ金額だけで判断すると、痛い目に遭うこともあります。なので『三件の金額を知る』だけでなく、来た人の人柄を見るようにしてください。「丁寧に説明してくれる」とか「分からないけど、一生懸命に説明してくれる」とか、話が合う、感覚が合うとか、そういうところがとても大切な判断基準になると思います。