トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
雄阿寒岳に続いて雌阿寒岳に。一日で両方を登る!
雄阿寒岳から下りてホテルでボトルの水分を補給し、コーラを飲みながら雌阿寒岳の登山口に向かいます。
雌阿寒岳の登山口はいくつかあり、阿寒湖から歩いていけるところから登ることもできますが、今回はアテンドしてくれた下澤さんオススメのオンネトーという湖側から登ります。下澤さん情報によると、雌阿寒岳は雄阿寒岳と比較すると緩いとのこと。時間もすでに10時近くになっているので、他の登山者も多く、ヒグマの心配も無さそう。木の根に気を付けながらトレイルを走ります。原生林を抜けると奥に阿寒富士がそびえています。なるほど、地図で見た通りの綺麗な富士山っぷりです。
まずは阿寒富士から。
阿寒富士は百名山ではないけど、こんなかっこいい山を登らない手は無いので、迷いなく阿寒富士に向かって進みます。
阿寒富士の登山道は富士山と同じで、火山灰が降り積もり、足が滑って進みにくくなります。僕はトレランシューズを履いているので、靴の中が火山灰だらけになっていきます。
ずるずると滑る登山道に体力を削がれていきます。さすがに二つ目の山はキツいな。トレランポールが大正解だ。阿寒富士山頂まで標高差にして30mほどになり、すこしクラクラしてきます。どうやらハンガーノック(エネルギー切れ)っぽい感じ。雄阿寒岳の山頂でジェルを食べて、移動中にコーラを飲んだので油断していましたが、想像よりも消耗していたようです。ちょっとふらつきながら、なんとか登頂成功。
とりあえず水分とジェル二つを立て続けに補給して、しばらく周辺を散策します。とにかく景色が綺麗。
砂礫の登山道の下りは、まるで富士山の砂走りのようで、軽快に下りることができます。往復40分ほどで阿寒富士と雌阿寒岳のコルの部分まで戻りました。
そして絶景の雌阿寒岳へ!
コルから雌阿寒岳に向かう途中では、地元のおじさんに話しかけられて、しばしの歓談。雄阿寒岳と雌阿寒岳は二つで一つの百名山なんだと教えてもらいました。そんなのがあるんだね。損した気分でもあるけど、雌雄二つで一つっていうセンスは好きです。今度、いつ来られるかわからないし、両方に登って良かったな。
山頂に近づくと青沼が見えてきました。実際は写真で見るよりも青くて綺麗です。
振り返ると、さっき登った阿寒富士が。かっこいい。
黄色いけど赤沼も。
ジェル二つで回復したのと、阿寒富士と比較して簡単に登れるので、余裕で雌阿寒岳に登頂成功です。
雌阿寒岳はとにかく絶景!そりゃ百名山にも選ばれるよね!写真では伝わらないんだよなー!
この角度で見るカルデラと阿寒富士なんて、ちょーかっこいい!
下山は登りと違うルートで降ります。雌阿寒岳はけっこう軽快に下りることができますが、ガレているので注意は必要です。
ジェルが底をつく。補給計画は失敗。
山頂でジェルを一つ、途中でもう一つ。これでジェルは最後。むう。エネルギーが足りない。登山口まで下りたころにはボトル二本のドリンクも消費。予備ボトル発動です。
なんせ暑くて消耗してしまい、水分とエネルギーが不足しているので、登山口にあった野中温泉の自販機で冷たいドリンクを一気飲みです。
なんとか補給したものの、食べ物を持っていない状態でお腹が空いているので、ここから登山を開始した登山口まで20分走って戻って、本日の雄阿寒岳と雌阿寒岳、阿寒富士トレランは終了しました。
阿寒に行ったら山に登ろう!
一日で三つの山に登り、距離は25km、獲得標高は2500m超えと、かなり疲れましたが、本当に走ってよかったと思います。北海道の山に登るなんて滅多にないことだし、北海道の山の素晴らしさに触れることができたのも良い経験になりました。阿寒に行く機会がある人にはぜひ登ってもらいたいと思います。どっちも登ってもらいたいけど(笑)どっちかって言えば雌阿寒岳。今回は途中を車で繋ぎましたが、登山口によっては、全てランで繋ぐことも可能。阿寒の登山、トレイルランニングは最高です。