トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
IZU TRAIL Journeyのコースを走るのは6度目なので、けっこう覚えています。それにしても調子がいい。走れる。500ミリのドリンクボトル2本には、粉飴が200キロカロリーほど溶かしてあるので、エネルギー補給のストレスからも解放され、ちょいちょい飲むだけでいいので気楽なものです。
A1こがね橋までに6分短縮
八瀬峠からこがね橋に向かう下り区間。2023年はいつになく走れます。ペースを上げることもできるけど、まだ先は長いので上げないように下ります。26キロ地点のA1こがね橋に到着したのはスタートしてから、3時間7分くらいが経ったころ。前年から6分くらい短縮したみたい。まずはトイレに行き、バナナ1本と桜葉餅一個を食べてからボトルに水を補給してリスタート。水にはスポーツドリンクのタブレットを溶かしてあります。
二本杉峠への激坂
右手の川沿いにはワサビ畑があり、伊豆っぽいなと写真を撮ったりしながら坂道を歩きます。
2キロほど進んだところからは、ITJ最大の激坂が待ち受けています。ここからは1キロで標高差200メートルほど上げていきます。膝に手を突き、喘ぎながら登ります。
坂の終わり、二本杉峠が近づいてくると、応援の声とカウベルの音が聞こえてきます。伊豆半島最深部の山の中にまで応援の人たちがいてくれるのは本当に嬉しくて力になります。
気持ちよく走れるシングルトラックから、絶景の富士山。
二本杉峠を通過するときにコース誘導の人から「ここから走れますよ!」と、声を掛けられるものの、激坂の後なので走れません。100メートルほどは歩きながら息を整えます。再び走りだして、ここからは気持ちよく走れるシングルトラックが続き、猫越岳(ねっこだけ)に向かいます。
猫越岳山頂手前、だいたいコースの半分あたりに差し掛かったときのタイムは5時間を少し切るくらい。ヤバい。速い。これは10時間切っちゃうね。猫越岳山頂を越えると、突然、富士山が見えてきます。初めて出場する人は立ち止まり、感動の声を上げますが、何度も出場していても、やはりコースから見る富士山は格別です。
走れていると感じていたのに。
猫越岳から仁科峠に向けて下る木段エリア。昨年はイマイチ走れなかったのが、今年は走れます。仁科峠には車道が通っているので、応援の人たちもたくさんいます。応援の声に背中を押されながら、A2仁科峠あまぎの森に向かって下ります。
途中でガーミンを見ると、2022年の記録、5時間42分をすでに越えていました。調子良く感じていたし、それなりに走れていたのにおかしい。結局、5時間45分でA2に到達。貯金はマイナスとなりました。