ドローンのサーモグラフィで町を撮影したところ…。
三重県の屋根屋仲間、服部さんのフェイスブックにこんな画像が上がっていました。
ドローンで町の一部を上空から撮影したものです。さらにこんな画像も。
ドローンに搭載されているサーモグラフィで撮影した画像です。温度が高いところが黄とか白に近い色になっています。そして、特に温度が高いと思われるのが、スレートやカラーベスト(化粧スレート)の屋根。
屋根材によって屋内の暑さが変わります。
瓦でも暑い日には60℃近くになると言われていて、実際に屋根の上にいるとめちゃくちゃ暑いのですが、スレートやカラーベスト、板金だとさらに暑いということになります。あるいは屋根の上だけ暑いのなら問題無いかもしれませんが、実際は室内に対して大きな影響があります。瓦は屋根の下地との間に空気層があり、空気層が断熱してくれますが、カラーベストだと下地にくっついているので断熱層が無く、屋根裏にダイレクトに熱が伝わります。一説によると室内の温度が5℃ほど違うとか。5℃は大きいですよ。もちろん室内温度の違いは夏だけでなく、冬にも違いが出ます。カラーベストや板金だと断熱してくれないので、寒いということになります。
屋根材の断熱性能の差は光熱費の差。
屋根材の断熱性能の差は、そのまま室内温度の差になり、それは電気代、光熱費の差になります。できるだけ環境に影響を与えないことを意識するなら、屋根材にも注目してみてくださいね。