トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

屋根材により室内温度に違いが出る。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

ドローンのサーモグラフィで町を撮影したところ…。

三重県の屋根屋仲間、服部さんのフェイスブックにこんな画像が上がっていました。

ドローンで町の一部を上空から撮影したものです。さらにこんな画像も。

ドローンに搭載されているサーモグラフィで撮影した画像です。温度が高いところが黄とか白に近い色になっています。そして、特に温度が高いと思われるのが、スレートやカラーベスト(化粧スレート)の屋根。

屋根材によって屋内の暑さが変わります。

瓦でも暑い日には60℃近くになると言われていて、実際に屋根の上にいるとめちゃくちゃ暑いのですが、スレートやカラーベスト、板金だとさらに暑いということになります。あるいは屋根の上だけ暑いのなら問題無いかもしれませんが、実際は室内に対して大きな影響があります。瓦は屋根の下地との間に空気層があり、空気層が断熱してくれますが、カラーベストだと下地にくっついているので断熱層が無く、屋根裏にダイレクトに熱が伝わります。一説によると室内の温度が5℃ほど違うとか。5℃は大きいですよ。もちろん室内温度の違いは夏だけでなく、冬にも違いが出ます。カラーベストや板金だと断熱してくれないので、寒いということになります。

屋根材の断熱性能の差は光熱費の差。

屋根材の断熱性能の差は、そのまま室内温度の差になり、それは電気代、光熱費の差になります。できるだけ環境に影響を与えないことを意識するなら、屋根材にも注目してみてくださいね。