トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

僕は真夏の東京オリンピックを無茶とは思わない。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

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MGCが終わり、まずは男女2名の選手が選ばれました。

あの大舞台における設楽選手の逃げは素晴らしいもので、あんな勝負ができる日本人選手は過去にもいなかったと思います。また日本記録保持者の大迫選手に勝った二人の選手は、文句なしの力勝負に勝ちました。9月15日という、暑い日に開催となりましたが、東京オリンピックのマラソン開催当日、開催時間とほぼ同じ条件ということで、本番で勝負できる選手を選考するという意味では大成功といって良いかと思います。記録の面から見ても、9月15日に気候を冬場の好条件のときと比較すると、3%?5%?くらい落ちるということで、その辺りを考慮すると、優勝した中村選手も服部選手も、2時間5分から6分くらいとなり、日本記録か、それに迫るタイムで走ったということになるので、出場権を懸けた勝負といえど、素晴らしいタイムだったともいえます。

 

東京オリンピックの開催時期について、真夏にやるなんて無茶だという意見がたくさんあります。そりゃ僕だって、本来は10月くらいにやったほうが良いとは思います。が、オリンピックの利権というのはとてつもなく大きなもので、その利権によって、8月というとんでもなく暑い時期を動かすことが不可能になっています。また、その利権が無ければオリンピックが開催できないというのも本当。もう、無視なんてできないし、その利権があるからこそ、メダルを獲得した選手は大きな富を得ることができたりします。

 

で、オリンピックを真夏に開催するのが無茶かというと、まったくそんなことはありません。なぜなら、出場する選手たちは普通の人ではなく、世界最高峰の超一流アスリートだからです。普通のアマチュアがたくさん出場するトライアスロンの大会は、真夏に開催されることがとても多いです。ロングディスタンスになると、180kmのバイクのあとにフルマラソンを走ることになります。それでも完走率は90%を超えます。凡人ばかりが出場するトライアスロンですら大丈夫なんだから、メダルを目指し、生涯をかけて調整してきた超一流の選手たちにとって、暑さなんて、なんでもないはずです。もちろん、記録は望めないかもしれませんが、オリンピックはメダルを競うわけですからね。

 

 

まあ、問題になるのは、どちらかというとボランティアや観客のほうかなと思います。なので、ボランティアの方々や観戦する人たちは、暑さ対策をしっかりしてほしいものです。アスリートってすごい暑さ対策をするんですよ。ボランティアの方や観客も、アスリートと同じくらいの対策をすれば大丈夫なはずです。

 

ただし、これだけは言っておきたい。マラソンは夏のスポーツではない。冬のスポーツだ。