12月31日、大みそかに大分県に上陸し、まず向かったのは別府市のセキカナモノテン。
おじいちゃんが営んでいた金物屋さんに、孫がオシャレなアウトドアグッズや古着なんかを置くようになって、見事に復活したかっこいいお店。
なんていうか、金物屋であることの誇りを失っていなくて、あくまでもおじいちゃんの金物屋を、時代に合わせて進化させたって感じがしました。
セキカナモノテンからは高速に乗り、宇佐神宮に向かいました。725年に創建された宇佐神宮は全国に四万社余りある八幡社の総本宮。僕が11月から瓦を葺いている、地元・常滑市大谷の大谷八幡社の総本宮ということです。
宇佐神宮は神宮(伊勢神宮)と違い、朱色がたくさん使われていて、ぱっと見はちょっと派手なイメージですが、鳥居をくぐってからの雰囲気は神宮と同じものを感じます。
宇佐神宮のそれぞれの建物の屋根は檜皮葺(ひわだぶき)になっていて、檜皮葺は25年から30年で葺き替えする必要があるので、常にどこかの建物を葺き替えしているはず。このときも門と橋を葺き替えしていたので、お参りして御朱印を頂いた後で、檜皮を寄進してきました。はい、屋根屋なので。今回、大谷八幡社の瓦を葺いている最中に、八幡社総本宮の宇佐神宮に檜皮を寄進できたことは、何かご縁を感じるし、嬉しいことでした。