トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

地元八幡社の屋根を施工することに。人生最大の緊張。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

地元、常滑市大谷の神社、八幡社の屋根に上がってきました。

大谷八幡社

現在の八幡社が建てられてから、どうやら150年ほど経っていて、屋根よりも建物の躯体自体が傷んできたということで、建て替えることになり、屋根の施工を任せてもらえることになったので、現在の屋根の詳細を写真に残すためです。

軒瓦

隅棟。ここは祭りのときに壊して、何回か補修しました。

降り棟。松皮菱が入っています。

棟は甍と松皮菱

奥に櫛面戸が!

荒々しく、迫力のある龍の棟飾り。三分割されていました。

なるほどなるほど。

掛け瓦は本掛け。今まで散々、見てきたけど、気付かなかった(笑)

蟹面戸あり。

当時の瓦は樽水で作られたんだってさ。

棟の裏には菊と桐の紋が。裏側は初めて見ました。

神社やお寺の仕事からは数年、遠ざかっていて、しかも祭りとともに生きてきた僕にとって、地元の氏神様というのはかなり緊張します。めちゃくちゃ緊張します。とんでもなく緊張します。おそらく僕の人生において、最大に緊張して、最大に集中する仕事になると思います。とてもじゃないけど、やってやるぜ!なんて気分にはなりませんが、一所懸命に携わろうと思います。