トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

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トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

キツすぎて景色を楽しむ余裕なし。

19キロ地点のエイドステーションでリスタートを決意し、歩きだすものの(走らない走れない)、さっきまでよりはマシといったくらいで、コースを楽しむ余裕は無し。いつもなら景色を観て、写真を撮りながら走るのに、今回はたまにブログ用の写真を撮る程度で、まったく楽しくない。

橋が斜めに。この手前はもっとヤバい状態(笑)

KTFのO塚さんはいつもこんなのを出してくれるけど、今回は喜んでいません。

雲の中から落ちてくる滝なんて荘厳で素晴らしいんですけどね。

ここも素敵だけど、体は素敵じゃないんです。

永遠に続くかのような登り。

エイドステーションからのコースは、ついさっき下ってきた小根子岳を登り返すことになります。この登り返しが、選手たちを苦しめます。トレランポールを頼りに少しでも高度を上げますが、足元は悪いし、斜度はキツいしで、永遠に続くんじゃないかという坂と向き合います。

⑨から⑥までが登り返し。

これがコースって(笑)

途中、30分ほどまったく人に会わず、ロストしたんじゃないかと心配になるほどでしたが、そんなことはなく、やっと前の人に追いつきます。お互いに声をかけ、励まし合いながら、それぞれのペースで登ります。一人に追いついたら、また次の人、その次の人と追いつくことに。どうやらペースが戻ってきたらしい。心拍数を見ても前半より低めの155前後で登れています。ひたすら歩いて登るだけですが、体も心も戻ってきました。

ついに登り切る!

地図上⑥の小根子岳北肩まで登り、今回の登りは終わり!ほんとにキツかった!

⑥小根子岳北肩地点

ちょっと回復させるために、花の写真を撮りながら少し歩きます。心拍数がある程度落ちてからは、胃の調子を見ながら、走って下ってみます。走れる。イケそう。ペースを上げる。イケる。回復した。19キロ地点までですべてを使い切り、ほとんど残っていないけど、残り6キロか7キロ。悔しいから飛ばしました。

牛のところだけ止まって撮影。それだけ回復した証拠。

根子岳北肩への登り返しで何人か、そこからの下りでは20人近くを抜いたかしれません。体調さえ良ければ、やっぱり下りは楽しい。コースを案内してくれるスタッフの「残り1キロです」を違う場所で二度、立て看板で一度見て「何回1キロがあるんだよ(笑)」と言えるくらいに回復して、最後にスキー場を走り下り、6時間32分もかかってゴール!

平均心拍数149って(笑)

たった30キロなのにめちゃくちゃ苦しみました。やっぱり体調の管理は大切です。ほんと苦しかったな…。ガーミンによると平均心拍数が149で、最大心拍数が183。推定発汗量は4927ml.。トレランの大会だとだいたい平均心拍数は135とかなので、平均心拍数が149なんて普段の体調ならありえません。それだけ苦しかったという証拠です。

失敗レースながらも立て直し、ゴールできたのは収穫だけど。

今回の大会は大失敗しましたが、一度は切れた気持ちを繋ぎ直し、ゴールできたのは収穫と言っていいかもしれません。いや、いいのか(笑)?こういうときは身体にダメージが残るんですよね。無理はしない。でも、心は折れない。このバランスが難しい。こんなことにならないように、体調管理に気をつけます。