2024年のゴールデンウイーク3つ目の温泉は『湯ノ口温泉』です。
約700年の歴史を誇る湯治場
三重県熊野市紀和町の奥の奥にある温泉です。2年くらい前までは携帯電話の電波が届いていなかったほどの山奥です。南北朝の頃には湯治で訪れる人がいたという記録があるらしいので、すでに700年近い歴史があるということです。
数年前までは本格的すぎて苦手だったけど。
現在の建物は5年くらい前に建て替えられ、とても綺麗になっていますが、以前の建物はそれはもう古くて、いかにも湯治場という雰囲気でした。湯船はおそらく檜で造られていたのがかなり傷んでいたりして…。お湯は良いかもしれないけど、僕は正直なところ、本格的すぎて苦手でした。が、リニューアルされて綺麗な建物になってからは、すっかりお気に入りの温泉に。ある年の温泉・オブ・ザ・イヤーに選ばれたこともあります。まあ、選んだのは僕ですけどね。
お肌しっとり、湯冷めしにくい塩化物泉
温泉は無色透明。塩化物泉なので保湿成分が多く、上がったあともお肌しっとり。湯冷めしないので、いつまでもポカポカです。湯船は熱めの内湯と、熱くない露天風呂があります。他に寝湯とか立ち湯なんかもあります。山奥にあるものの、温泉好きの間では名が通っているらしく、連休中はけっこう人がいます。
名古屋からは3時間、大阪からだと3時間半かかりますが、行く価値のある温泉だと思います。