トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
序盤はオーバーペースで突っ込んだ伊豆トレイルジャーニー。第二チェックポイントの八瀬峠、13.3キロ、第三チェックポイントの諸坪峠、21.4キロとオーバーペースのまま通過します。GPSで22キロを通過したときのタイムは3時間ちょうど。約三分の一を走ったところで3時間ということは、このままだと9時間で完走する計算になります。さすがに早過ぎるので抑えめに、という考えが頭をよぎります。ですが、周りの選手たちを見ると、明らかに僕よりも疲れている選手が多くいます。さすがに全員がこのままのペースということはなさそうですが、少なくとも、わずかでも早いタイムでゴールするためには、序盤からプッシュしていく必要はあります。これまでのトレランは、なんとなくのペースで、なんとなく完走して、だいたい真ん中くらいの順位でしたが、トライアスロンではプッシュしまくります。強い人たちは余力を残さないからこそ、素晴らしいタイムを出せるわけで、僕レベルが余力を残して何の意味があるのか。そして、距離を積む練習を極端に減らし、スピード練習を多くしてきた効果か、ある程度の登り坂でも走れるし、スピードも落ちてはいません。最後までこのままのペースが維持できるとは思いませんが、せっかくここまで良いペースで来たので、あえて落とさずに行ってみることにしました。
諸坪峠から5キロほど下り、最初のエイドステーション、こがね橋に到着したのはスタートから3時間20分くらい。トイレに並び、和菓子を食べ、ボトルに水分を補給します。
10分から15分ほどで再スタートして、また登り坂を走ります。遅いながらも坂を走れるようになったのは、成長を感じられて嬉しいことです。
こがね橋から第四チェックポイントの二本杉峠までの間では、以前のコースをショートカットするようにコースが変更されていました。6キロほどのショートカットですが、けっこうな急坂を直登することになります。ここでは膝に手をついて、ひたすらパワーウォークします。
二本杉峠から第二エイドの仁科峠までは走れるトレイルが続きます。
コースの最高標高は1034メートルの猫越岳。すでにうんざりしています。
それでも猫越岳から仁科峠までは下り基調で走れます。そしてついに富士山も見えてきます。絶景です。
仁科峠のエイドに到着したのはスタートから6時間後でした。
ここまででも10時間切り、サブ10ペースですが、疲労度は予想よりも低い状態で悪くありません。西伊豆名物の塩鰹うどんを食べ、ボトルに水分を補給します。ここからは稜線に出て寒くなるはずなので、レインジャケットを羽織ってから再スタートしました。
さーせん、また長くなったので明日のブログに続きます。