2022年3月3日に書いたブログ
このブログで書いた焼杉板を使った家の足場が外れ、外壁の様子がわかるようになりました。
かっこええ。予算の関係で瓦は平板ですが、でもやっぱり雰囲気があります。
超かっこええ。
下屋根は古い和型瓦を残しました。
焼杉板の壁を見ると、やっぱり似合うのは瓦だなと思います。板金やカラーベストでは、まったく合わない。こんなにも雰囲気が出るものなんですね。大工さんも雨樋をかけてくれた板金屋さんも、真っ黒になりながら仕事した甲斐があるってものでしょうね。ちょっと前までのうちの辺りでは、いぶし瓦の屋根に黒い壁の家がたくさん並んでいて、それがまちの雰囲気を造っていて、それを思い出しました。こんな家が並んでいたら、かっこいいまちになるよね。
一軒の家を建てるとき、ほとんどの人は、その家一軒のデザインしか気にしません。でも、まちの風景というのは、一軒一軒の家の集合体として造られます。統一感のデザインの家が並んでいるまちというのは、美しくないんです。まちというのは、統一感のあるデザインの建物が並んでいれば、美しくなるものなんです。家を建てるときは、一軒だけで考えるのではなく、まちの雰囲気まで考えると、美しいまちが出来あがり、そこに住むことが喜びになったりするんです。