ついこの間、48歳になり、もうアラフィフであることを自他共に認める年齢になりました。ぱっと見は若いし(笑)当然ながら普通の同世代よりは遥かに動けますが、運動していると、スピードや体のキレが失われていくことを実感します。なんだったら運動していない人よりも実感する機会が多いんですよね。
この間もメニューに従い、一週間前と同じ、120メートルの坂道ダッシュ15本をやるために走り出してみると、身体が重い!走る前から感じていたけど、やっぱり重い。こんな状態で坂道ダッシュ15本は無理かも、あの野郎、なんでこんな練習入れてきやがった…とか考えながら、アップを終えて仕方なく一本目をいってみると、一週間前よりも1秒早い。おや?かなり遅い感覚だったのにおかしいな…。二本目、三本目ともに一週間前よりは早いタイム。体感的にはまったくもって遅い感じ、身体の重さがずっしりときているにも関わらずです。あまりにも遅かったら、途中でやめようと思っていたのに、タイムが良いので止められません。しかも一週間前よりも早くリスタートできる状態。結局は本数を間違えて16本完了。
若かったころは疲れを感じてもすぐに回復しましたが、50歳も手前になると、そんなわけにはいきません。調子が良いときと悪いときの差がすごい。特に感覚が日々変わっていきます。今回みたいに明らかに調子が悪いときは、練習を止めるのも一つの正解だと思いますが、実際にやってみると、前よりも良かったりします。こういうのって、やってみて初めてわかることです。で、やってみて数字で確認できると、それが自信になり、大会で追い込まれたときに支えてくれたりします。
年を食い、衰えていくことを嘆くよりも、その感覚でどれだけのことができるかを試して、楽しんでみるのもいいかもしれません。