トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

『50歳ゼロからの世界挑戦 MINDSET』鏑木毅著 40代のアスリートにおすすめです。

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。(肩書が長い)

 

東京を往復する新幹線の中で一冊、本を読みました。『50歳ゼロからの世界挑戦 MINDSET』鏑木毅著

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50歳ゼロからの世界挑戦 MINDSET
鏑木毅 マインドセット 50歳ゼロからの世界挑戦 - 書下ろし 書籍 -

鏑木毅 マインドセット 50歳ゼロからの世界挑戦 - 書下ろし 書籍 -

 

 

2008年のUTMB(ウルトラ・トレイル・デュ・モンブラン、約170km、世界最高峰のトレイルランニング大会)で4位に入ったのを機に、安定した公務員の職を辞し、プロトレイルランナーとしての道を歩み出した鏑木さん。2009年には強烈なプレッシャーの中、見事3位(優勝はキリアン)に入ります。このときの鏑木さんは、人生最高の幸せに包まれたとのことです。僕もBS1で特集された2009年UTMB『激走モンブラン!』を観て、とてつもない大会があり、とてつもない日本人がいる!と驚いたものです。

しかし、鏑木さんはこの10年、UTMB3位という勲章と、落ち続けるパフォーマンスに苦しみました。心もからだも壊しました。50歳で再びUTMB完走という目標を掲げ、47歳から始めたNEVERプロジェクト。できない自分を受け入れ、自分以外の誰かのために走る鏑木さん。ご自身も書いていますが、笑顔が増え、チームの仲間との会話も増えたそうです。『楽しむ勇気』。女房が熊野古道トレイルで会ったときの印象として「鏑木さんが明るくなった」と言っていましたが、ここに鏑木さんのマインドセットがあったのかもしれません。

 

47歳。レベルは低くとも、僕も加齢に抗おうとするアスリートのはしくれです。疲労が抜けなかったり、突然、原因不明の痛みがあったりと、なかなか思うようにできないことが多くなってきます。年齢なんて認めたくない。それでも確実に20代とは違うんですよね。そんな自分を受けいれ、そのときの幸せを感じる。常にゼロから始める。40代のアスリートにおすすめの一冊です。

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サインも頂きました。