友だちの家に雷が落ちました。住宅に雷が落ちる確率は数百万分の一らしいです。家に雷が落ちると、瓦が割れるだけではなく、家電が全滅し、太陽光発電システムも全滅します。散々です。数百万分の一の運に任せて宝くじでも買うしかないって感じです。
10枚ほどの瓦がバリバリに!
屋根の上はこんな感じで、10枚ほどの瓦が割れていました。
太陽光発電パネルはあるし、勾配は急だしで、分かりやすい写真を撮るのが難しいのですが、保険に使う写真なんですよね。
太陽光発電パネルの上の瓦何枚か割れていました。
不幸中の幸いで、太陽光発電パネルの下の瓦は大丈夫だったみたい。
台風前に修理完了!
台風が来る前に瓦と足場を手配して、なんとか着手しました。
まずは割れた瓦を交換しますが、もう生産終了している瓦だったので、近い色の代替品になりました。知らない人が下から見たら分からないはず。
南蛮漆喰(モルタル的なやつ)を置いて、7寸冠瓦を被せていきます。
同じ『7寸冠瓦』のはずなのに、合わないというのはよくあること。瓦を加工して合わせ、ビス留めして完了です。
ぎりぎりになっちゃったけど、台風前に完了して良かった!困っている友だちの役に立てるなんて職人冥利に尽きるってもんです。
簡単に交換できるのは瓦のメリット
落雷なんて滅多にないけど、瓦屋根だと割れた瓦の交換だけで済みます。これが板金だったらどうなっていたことか…。まあ、滅多にないんですけどね。ただ、落雷じゃなくても瓦は割れることがあるし、それを簡単に交換できるというのは瓦のメリットなんですよね。