トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

やきもの散歩道で作業すると手が真っ黒になる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

作業していたら手が真っ黒になりました。

常滑駅近くの『やきもの散歩道』の周辺は、その昔は現在よりも陶器の生産が盛んで、名残りとしてそこいらに煙突が残っています。

現在の窯の燃料はLPGが主流というか、ほぼLPGだと思いますが、当時は石炭を使っていて、「空を飛ぶ雀がカラスになる」と言われていたほど、黒い煙が立ち上っていたそうです。

現在の煙突を上から見るとこんな感じでふさがれています。

そんな歴史を持つ常滑の建物の瓦をめくると、間にはススがびっしりと詰まっていることがあります。

こんなふうになっている瓦を触るわけですから、手も真っ黒になるってものです。

春のやきもの散歩道

なんなら顔も真っ黒になっちゃうくらいなんですけど、100年近くにもわたってそこにあるものに手を入れて、また働いてもらえるようにするって、良い仕事だなと思うんですよね。