トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

遠刈田温泉の二つ共同浴場

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

宮城蔵王遠刈田温泉には『神の湯』と『壽の湯』の、二つの日帰り入浴施設があります。

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二つの私設は直線距離で150mほどしか離れていないのもあり、泉質的には同じ。ph7くらいで中性の、少し緑色から茶色がかったお湯になります。両方とも料金は400円でシャンプーやボディソープなんていうものはないので、持参する必要があります。駐車場はあるので心配なし。

『壽の湯』はちょっとエキスパート向き?

壽の湯

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壽の湯は昔ながらの番台方式で、男女同じ番台を、左右に分かれて通過します。神の湯と比べると狭いですが、充分な広さ。シャワーのある洗い場は一つだけで、あとは蛇口から桶に溜めてかぶる方式ですが、なんせ出てくるお湯が熱いので、湯温を調整しながらになります。僕は毎回、混ぜては蛇口をひねって止めてを繰り返しましたが、地元の常連さんたちは「この開き方ならちょうど良くなる」という開き方で、ずっと蛇口を開けっぱなしにしていました。出しっぱなしにするのはもったいないけど、気持ちはわかります。お湯の温度は41度~42℃。しっかり熱くて、ぬるいのが好きな人は入れないほどでした。

壽の湯の中。画像は公式HPより。

かなり本格派でしたが、建物の雰囲気も含めて僕好みの良いお風呂でした。

『神の湯』のあつい湯と言ったら、それはもう。

神の湯

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神の湯は券売機でチケットを買う方式です。全ての洗い場にはシャワーがあります。泉質が同じなので、ビギナーは神の湯のほうが良いと思います。

神の湯の中

神の湯は壽の湯より一回り大きく、建物も見応えがあります。湯に浸かりながら、ゆっくりと建物を見るのも良いのですが、ここで問題になるのが湯音です。

湯船は二つあり、『ぬるい湯』『あつい湯』と分かれていますが、ぬるいほうでも41度~42度あり、あついほうは44度~45度もあります。『ぬるい湯』は壽の湯の41度と比べても熱く感じるので、普通の人は長く入ることができません。『あつい湯』はさらに熱く、湯船から溢れる湯が足に触れただけで「熱っ!」と言う人がいるほどで、ほとんどの人は入ることができません。僕が入っている間であついほうに入った人は、僕を含めて二人だけでした。入っているときも自分が動くことで、体に触れるお湯が変わると、さらに熱く感じて、完全に熱湯マニアの世界でした。熱湯が好きな僕にとって、神の湯の『あつい湯』は最高レベルでした。

マイナーだけど素晴らしい!

遠刈田温泉はマイナーな温泉地ですが、蔵王御釜からは30分弱と近く、雰囲気もとても良い温泉なので、蔵王に行く機会がある人は寄ってみると良いかもしれません。

こういうセンスも好き