2023年に亡くなったチバユウスケが最後に遺した作品『April』が届きました。
届いてからしばらくは聴けずにいました。だって、聴いたら本当に最後になってしまうから。それを認めたくないから。でも、チバユウスケは聴いてもらうために書いたんだから、残された僕たちはチバユウスケの思いに応えるためにも聴かなければいけない。
チバユウスケが遺した最後の3曲は、今まで通りにチバユウスケらしく、かっこよく優しく、愛を詠っていました。やっぱりチバユウスケはかっこいいね。
写真集にはあのときの写真も。
CDには写真集も同封されていて、そこにはライブの様子がたくさん載っていました。
おそらく僕が行った。2022年11月27日の名古屋市公会堂でのライブと思われる写真も一枚あり、あのとき無理やり行って良かったなと、心から思います。
喪失感
認めたくないけど、本当に最後になってしまったんだな。ジミヘンだってジャニス・ジョプリンだって、僕がロックを聴くようになったころには、もういなくなっていたし、彼らが遺した曲を聴くだけなんだけど、チバユウスケの曲はそういうのとちょっと違う。少し年上のかっこいい人が、前を歩いていてくれた感じ。そしてそれが突然、終わってしまったんだという喪失感。そういうのも含めてチバユウスケなのかな。