雨漏りの修理に行ってきました。住所を聞いて、Googleマップで見た感じでは築80年以上で、けっこうな傷み具合。いやー、これかー、なんて思いながら向かいました。
父親が何度か来たらしい。
玄関を開けて声をかけると、91歳をになるおじいさんが出てきて「あんたは息子さんか?」といきなり言いました。話してみると、どうやら父親が何回か来ているみたい。僕が知らないころだから、いつのことかわからないけど、確かに新しい瓦(といっても25年くらい?)が使われているところがあります。「あのときはこうなっていたのを、あんたのお父さんがこうしてくれてなぁ」という思い出話しを聞かせてくれました。
こんなときに誇りを感じる。
僕は屋根誠の四代目ということにしてありますが、実際にはもっと昔からやっていて、そういうことの固執しない家系なのか何代目なのかわかりません。でも、仕事をしていると時折、こういうことがあります。100年以上前にうちが葺いた屋根の修理なんていうのも出てきます。こんなときに、代々、同じ仕事をしていることと、なんとか先祖に恥じることのない仕事をできていることに、ちょっとした誇りを感じることができるんですよね。