トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

仕事をしていて誇りを感じるとき。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

雨漏りの修理に行ってきました。住所を聞いて、Googleマップで見た感じでは築80年以上で、けっこうな傷み具合。いやー、これかー、なんて思いながら向かいました。

父親が何度か来たらしい。

玄関を開けて声をかけると、91歳をになるおじいさんが出てきて「あんたは息子さんか?」といきなり言いました。話してみると、どうやら父親が何回か来ているみたい。僕が知らないころだから、いつのことかわからないけど、確かに新しい瓦(といっても25年くらい?)が使われているところがあります。「あのときはこうなっていたのを、あんたのお父さんがこうしてくれてなぁ」という思い出話しを聞かせてくれました。

こんなときに誇りを感じる。

僕は屋根誠の四代目ということにしてありますが、実際にはもっと昔からやっていて、そういうことの固執しない家系なのか何代目なのかわかりません。でも、仕事をしていると時折、こういうことがあります。100年以上前にうちが葺いた屋根の修理なんていうのも出てきます。こんなときに、代々、同じ仕事をしていることと、なんとか先祖に恥じることのない仕事をできていることに、ちょっとした誇りを感じることができるんですよね。