令和6年度大谷祭礼、曳き初めです。二日間の祭りのうち、初日を『曳き初め』、二日目を『本日』と言うので初日です。
祭りは幟から始まる。
朝5時に若衆部屋に集合し、幟を揚げるところから始まります。幟を揚げるためには囃子も必要で、5時に囃子を始めると、19時くらいまで囃子を止めることはありません。
僕の役目は幟から伸びる綱を、樹の高いところに結ぶこと。ハシゴの一番高いところで両手を離しての作業なので、毎年、僕が担当しています。
その後は交代で囃子を担当する人と数名を残して、一旦、帰ります。僕も帰って朝ごはんを食べたり、少し仕事をしたり。次の集合は9時45分くらいです。9時45分に再び集合したら、10時30分の出山(でやま)まで、地元トークです。打ち合わせとかは一切ありませんw
10時30分、出山。
10時15分くらいになったら、出山寸前のところまで移動して、もう一台の動きを待ちます。
もう一台が出山したのを目視したら、僕らの東櫻車も出山します。
ここから御旅所までは道路を通りますが、いろいろと決まり事があるのでなかなか進みません。
二台の山車をぴったりと寄せる。
御旅所では先に入山(いりやま)している蓬莱車の隣に並べます。ここが見どころの一つです。
2~3回、前後に動かしてぴったりと並べます。
どれくらいぴったりかというと、これくらい。
その後、八幡社でも同じように寄せますが、八幡社では東櫻車が先に入っていて、蓬莱車が後から寄せることになります。日本にはいろんな山車祭がありますが、ここまで寄せるというのは聞いたことがないので、うちだけかもしれません。これを見るだけでも価値があると思います。ちなみに僕は撮影しながら声を出しているだけですw まあ、声といっても指示ですけどね。
続きます。