トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

令和6年度大谷祭礼、曳き初め。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

令和6年度大谷祭礼、曳き初めです。二日間の祭りのうち、初日を『曳き初め』、二日目を『本日』と言うので初日です。

祭りは幟から始まる。

朝5時に若衆部屋に集合し、幟を揚げるところから始まります。幟を揚げるためには囃子も必要で、5時に囃子を始めると、19時くらいまで囃子を止めることはありません。

まだ真っ暗な5時に集合。

幟を通していきます。

長さは20m近くあるのかな?

もちろん人力で揚げます。

どーん。

僕の役目は幟から伸びる綱を、樹の高いところに結ぶこと。ハシゴの一番高いところで両手を離しての作業なので、毎年、僕が担当しています。

その後は交代で囃子を担当する人と数名を残して、一旦、帰ります。僕も帰って朝ごはんを食べたり、少し仕事をしたり。次の集合は9時45分くらいです。9時45分に再び集合したら、10時30分の出山(でやま)まで、地元トークです。打ち合わせとかは一切ありませんw

10時30分、出山。

10時15分くらいになったら、出山寸前のところまで移動して、もう一台の動きを待ちます。

もう一台が出山したのを目視したら、僕らの東櫻車も出山します。

ここから御旅所までは道路を通りますが、いろいろと決まり事があるのでなかなか進みません。

二台の山車をぴったりと寄せる。

御旅所では先に入山(いりやま)している蓬莱車の隣に並べます。ここが見どころの一つです。

2~3回、前後に動かしてぴったりと並べます。

どれくらいぴったりかというと、これくらい。

前檀の屋根が少し重なるくらい!

その後、八幡社でも同じように寄せますが、八幡社では東櫻車が先に入っていて、蓬莱車が後から寄せることになります。日本にはいろんな山車祭がありますが、ここまで寄せるというのは聞いたことがないので、うちだけかもしれません。これを見るだけでも価値があると思います。ちなみに僕は撮影しながら声を出しているだけですw まあ、声といっても指示ですけどね。

続きます。