トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

IZU Trail Journey 2023 A2仁科峠を超えてリタイアへ。

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

膝に手を突いてしまう。

A2仁科峠、あまぎの森には無事に到着したものの、エイドエリアに入ったとたんに、膝に手を突いて動けなくなりました。途中で膝に手を突くなんて、急坂を登りながら以外にはありません。おかしい。体調は悪くないけど、動けない。とりあえずコーラを飲み、A2仁科峠名物の塩かつおうどんを座って一杯。ボトルに水を補給してから、さらにコーラを飲んでリスタートしました。

いきなり動けなくなる。

A2を出て最初のロードでは、脚を重く感じるものの、普通に動ける状態。すでに40キロを超えているので、重いのは当たり前。走れるところは走り、歩くべきところは歩き。ところがトレイルに入り、勾配が急になると、脚が止まりそうになります。必死で脚を持ち上げるも、喘ぐばかりでついに坂の途中でストップ。大会中に急坂の途中で止まったのは初めてかもしれません。なんとか動き出すも苦しくて、重くて仕方なく、また止まる。歩いては止まるを繰り返しながら、頭の中では原因を探し、あるいは、ゴールできるのかを考え出します。コースはまだ42キロで、A3土肥駐車場までは8キロほど。その後のコースはだいたい把握していて、それほど厳しいコースではないのを分かってはいるものの、自分の状態から厳しいのはわかります。1キロ進むのに30分もかかり、ついにリタイアを決断。A2仁科峠まで戻ることに決めました。

動けなくなった原因。

動けなくなってしまった原因はいくつかあります。一つは練習不足ですが、これは最後の一か月でなんとかなったと感じています。実際にいくつかの山で走った感じは、むしろこれまでよりも良い感じだったし、猫越岳あたりまでは走れていました。

大きな原因は慢性的な睡眠不足。いつも早く寝るようにしているのに、直近一週間にリモート会議で2時まで起きていたのが二日。その前週にも一度。この一年は本当に寝不足が続き、睡眠負債を抱えていました。若い頃ならごまかせても、運動時間が5時間を超えると、50歳越えの身体はごまかせませんね。

もう一つの原因はストレス。2022年ITJを完走してから仕事が忙しくて2か月以上、練習ゼロ。そして厄介ごとを抱えて5か月。あれほどストレスを感じた5か月は経験したことがありませんでした。完全に体調を崩した2023年前半の影響が大きかったと思います。

バッキバキに折れた心も、なんとか折り合いがつく。

トレイルランニングトライアスロンは過酷なスポーツです。年齢を重ねたことで、うまくやり繰りできるようになることもあれば、年齢でごまかせなくなることもあります。今回のDNFには完全に心が折れましたが、数日経った今は、なんとか折り合いが付いてきました。2024年3月になると、ほとんどのストレスから解放されるので、今までとは違うやり方で、2024年内の100マイル完走と、2025年のIRONMAN復帰に向けて進みたいと思います。