トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

築30年を超えたら屋根点検を。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

現状は特になんともないけど点検してもらえますか?ということで、屋根点検に行ってきました。

特になにもないといっても築50年です。なにもないわけがありません。瓦自体は寿命の半分も経っていないので問題ありませんが、漆喰が傷んでいました。

棟面戸漆喰

鬼巻漆喰

鬼巻、隅棟と陸棟の取り合い部

隅巴も割れていました。

なんともないのは良いことだけど。

屋根について、なんともないと思っているのは、とても良いことです。だって雨漏りとかしていないってことですからね。でも、築50年で本当になんともないってことは、滅多にありません。普段から目に付く水回りや内装は10年とか15年に1回くらいは、なにかしら手を入れると思いますが、屋根はほったらかしになっていることが多いんです。でもね、一番、過酷な場所で、ずっと家や家族を守っているのは屋根です。50年ではなく、せめて30年くらい経ったら屋根点検してあげてくださいね。