トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

『マウンテントレイル in 野沢温泉 2023』の37キロに出場②

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

標高差1000メートル以上を一気に登る毛無山。途中で休んでいる人がいるのも、山のキツさを表すバロメーターかもしれません。こういう登りではトレランポールの有無で大きな差が出ると思います。標高1400メートルを超え、1500メートルを超えてくると呼吸も荒くなり、ペースも落ち気味になります。それでもガーミンの表示する標高の表示だけを頼りに、あと少しで登りも終わる!と、自分に言い聞かせながら登り続けました。

やっとのことで毛無山山頂、距離13.5キロくらいを通過し、第1関門まで下り区間に入ります。

毛無山山頂から標高差で200メートル、距離にして500メートルくらい下ったところで第1関門、第1エイドに到着。頭から水をかぶって体を冷やします。標高が高いからか、水道水でも冷たくて気持ちいい。水分も大量に補給し、大量の塩をかけてトマトを何切れも食べ、バナナも食べてエネルギー補給。けっこう長い間、おそらく10分近くをエイドで過ごしてから再スタート。

下りも険しい!

標高で100メートルくらいを下ってから、それ以上を登り返すコース設定に、追いついた選手と「この登り返し嫌ですね」と愚痴りながら登ります。登り切って本格的な下りに突入しますが、急すぎてほとんど走れません。しかもドロドロかガレ場の方斜面。一歩間違えたら滑落じゃん!というルートでペースは上がりません。

やっとの思いで危険なエリアを抜け、砂利道の上り区間に入ると、いきなり日なたになり、日光が直撃!大した登りじゃないのにどんどんと体力を奪われていきます。なんせ日陰がないので、暑くて暑くて仕方ありません。この辺りから頭がボーっとしてきて、思考能力が低下してきているのがわかります。ヤバい。熱中症かも。

日陰で横になって休む…。

やっとの思いで登り切り、下りに入るまえの日陰で少しだけ立ち止まって休憩し、また歩き出すものの、やっぱり頭はボーっとしたまま。思い切って次の日陰で座って休むことにしました。

座って水分補給して休みますが、なかなか回復しないし、ちょっと眠くなってきたので、ザックを降ろし、そのまま寝転ぶことにしました。通り過ぎるランナーがときおり「大丈夫ですか?」と声をかけてくれるので、それだけには答え、少しだけウトウト。おそらく15分以上、30分に満たない時間をその日陰で休んでから、立ち上がって進むことにしましたが、僕はこの時点でDNF(リタイア)することを決めました。歩くことはできたし、この先、回復する可能性はあるけど残り20キロ近くある上に、この暑さでは無理はできません。ただただ、ダラダラと5キロほど歩いて第2関門も兼ねたスタートエリアに戻りました。

ダラダラと歩いているところを撮られていましたw

イーストウインドの田中正人さんが!

あー、やっと帰ってきたなーと歩いていると、見たことのある人が目に入りました。日本のアドベンチャーレースの第一人者、田中正人さんがボランティアをやってる!「田中さんですよね?」と声をかけると、明るく「そうですw!」と答えてくれました。田中さんめっちゃいい人!

イーストウインドの田中正人さんと。

僕のレースはここで終了となりましたが、最後に田中さんと写真が撮れたのでOKです。

仲間全員でDNF。来年は完走する!

次に戻ってきたオリもここでDNF。最後のアマミさんも関門には間に合ったものの、とてもではないけど完走できないということでDNF。けっこう強いトライアスロン仲間4人、全員でDNFという結果となりましたw

DNF直後

鹿島さんは「来年も行きましょう」と言っているし、僕もなんだか悔しいので、おそらく2024年も行くことになると思います。待ってろ!野沢温泉!あ、その前に冬の野沢温泉よ、待ってろ!