トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

今シーズン二度目のDNF@グレート霊仙マウンテンレース

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

霊仙山山頂近くで鹿島さんに追いつかれ、しばらくは並走するも、同じペースを維持できるほど練習できていないので、すぐにペースを落として見送りました。

もうすぐ最高地点

下りがキツい!

スタートからの距離にして18キロほどで、大会の最高地点、標高1080m付近を通過しました。

最高地点

そこから30キロほど、標高200m付近の梓河内エイドステーションまで一気に下りますが、この下りがキツい!12キロも下り続けるなんて狂気の沙汰です。登りは心肺と気持ちにものを言わせてイケますが、下りは気持ちだけが頼りなのですぐに折れますwもちろん走ったけど、ちょっと歩いたりして、第3エイドの梓河内に到着しました。

第3エイドで癒される

このエイドステーションでは地元のおじさん、おばさんがわいわいと楽しそうに出迎えてくれて、とてものどかで良いところでした。おじさんに「もうやめたいけど、時間はたくさんあるし、やめる理由がない」と話しながらコーラを2杯、バナナ、ぱりんこを食べて、ボトルにスポーツドリンクを補給。いつも通りにボトルがザックに入りにくくて困っていると、隣にいた女性ランナーが、同じボトルをスルッと装着。よく見ると、ボトルにポリエチレンの袋をかぶせてあります。思わず「それって、ボトルをスルッと入れるためですか?」と聞くと「そうです。入りにくくてストレスすごくないですか?」と。もう、大発見です。この発見だけでこの大会に出場した意味があるくらいです。

ボランティアさんたちに御礼を言って再スタート。コースにもどってすぐのところには、おばあちゃんたちが座って応援してくれています。

ちっちゃい子どもたちも応援してくれて、本当に力になりました。ありがとうございました。

梓河内の家はみんな瓦屋根でかっこいい。

次のウォーターエイド兼関門までは10キロ。それほど大きくない二つの登りを越えますが、調子は悪くない感じです。

突如の体調不良

緩いロードの上りを走り切り、トレイルに入ったところで、急に体調に異変が。頭がぼーっとして、気持ち悪くなり、パワーがでません。コースの脇によけて、ポールに体を預けて立ち止まっていると、抜いていく選手たちが声をかけてくれます。座りたくても座れる場所もないので、仕方なくゆっくり歩きます。歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まりを繰り返しながら、こういう時間帯を我慢すれば、戻ってくるから諦めるなと自分に言い聞かせます。一つ目の登りを越え、緩い下りは走れるようになったので、なんとか走りますが、登りになるとやっぱりパワーが出ず。二つ目の登りを越えてからは緩い下りも走れない状態になりました。関門まで3キロ。歩きといってもゆっくりにしか歩けません。下手すると1時間かかるかも、と動かない頭で考えていると、ついに過去、何度か出ている体調不良が来ました。ふらふらしながら立ち尽くし、深呼吸すると一瞬で体調不良が収まり、それまでとは打って変わって頭がすっきり。歩くのも普通に歩けるようになり、なんだったら走れるかなと感じるほどに回復しました。

40キロでDNFを宣言するも後悔なし。

40キロ地点のエイド兼関門に到着した時点で「DNF(リタイア)します」と宣言し、僕のグレート霊仙は終わりました。DNFまでの空撮3D動画は↓

www.relive.cc

行こうと思えば行けたし、完走もできたと思います。でも、やっぱりトレイルランニングは遊びです。最後に待ち受ける山の中で動けなくなったときのことを考えると、無理はできません。自分だけならまだしも、運営の人たち、ボランティアの人たちに迷惑をかけるわけにはいきません。残りわずが10キロで制限時間まで時間はたっぷり残していましたが、まったく後悔はありません。練習不足の中でよく頑張ったと思います。完走できなくとも、グレート霊仙の40キロは良い練習になりました。次のIZU TRAIL JOURNEY(約70キロ)までに立て直します。