トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

エアコンホースの引き込み口+壁材の経年劣化で雨漏り。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

雨漏りを見に行ってきました。って、まあ、しょっちゅう行っているんですけどね。

押し入れの襖を開けると、水が流れた跡があり、かなり入っているのが分かります。

ところが、押し入れの天井に跡は一切ありません。

で、跡があるのはエアコンのホースが引き込まれているところです。

窓から外を見てみるとこんな感じになっています。

原因は壁材の繋ぎ目か。

しっかりコーキングしてあるものの、問題は壁材(サイディング)の繋ぎ目近くからホースが引き込まれていることです。

壁材は経年劣化で浮いてくることがあり、浮いてくると繋ぎ目から雨水が浸入することがあります。浸入した水が、そのまま下に流れてしまえば良いのですが、コーキングがしてあることによってせき止められて、室内に浸入してくると考えられます。対策として壁材の繋ぎ目を変性シリコンコーキングして、ひとまず様子を見てもらうことにしました。ちなみに屋根に異常が無いことは確認済みです。

軒の出が無い、少ないのも、雨漏りの遠因になる。

もう一つ、遠因となっているのは↓の画像からもわかるように、軒の出が無いことです。

軒の出が無いので、雨が降るといきなり壁に当たることになります。軒の出が50センチほどあると、あるいは雨漏りしなかったかもしれません。

雨漏りの原因の2割~3割は壁が原因。

年に100件近くの雨漏りを見にいきますが、雨漏りの原因は屋根とは限りません。屋根が7割~8割で、残りの3割~2割ほどは壁が原因だったりします。雨漏りは様子を見ても直ることは無く、できるだけ早く修理したほうが良いのは間違いありません。あまもっりしたら、とりあえず連絡してみてくださいね。