雨漏りを見に行ってきました。って、まあ、しょっちゅう行っているんですけどね。
押し入れの襖を開けると、水が流れた跡があり、かなり入っているのが分かります。
ところが、押し入れの天井に跡は一切ありません。
で、跡があるのはエアコンのホースが引き込まれているところです。
窓から外を見てみるとこんな感じになっています。
原因は壁材の繋ぎ目か。
しっかりコーキングしてあるものの、問題は壁材(サイディング)の繋ぎ目近くからホースが引き込まれていることです。
壁材は経年劣化で浮いてくることがあり、浮いてくると繋ぎ目から雨水が浸入することがあります。浸入した水が、そのまま下に流れてしまえば良いのですが、コーキングがしてあることによってせき止められて、室内に浸入してくると考えられます。対策として壁材の繋ぎ目を変性シリコンコーキングして、ひとまず様子を見てもらうことにしました。ちなみに屋根に異常が無いことは確認済みです。
軒の出が無い、少ないのも、雨漏りの遠因になる。
もう一つ、遠因となっているのは↓の画像からもわかるように、軒の出が無いことです。
軒の出が無いので、雨が降るといきなり壁に当たることになります。軒の出が50センチほどあると、あるいは雨漏りしなかったかもしれません。
雨漏りの原因の2割~3割は壁が原因。
年に100件近くの雨漏りを見にいきますが、雨漏りの原因は屋根とは限りません。屋根が7割~8割で、残りの3割~2割ほどは壁が原因だったりします。雨漏りは様子を見ても直ることは無く、できるだけ早く修理したほうが良いのは間違いありません。あまもっりしたら、とりあえず連絡してみてくださいね。