2月に屋根工事を完了し、全体の工事も3月いっぱいで完了した大谷八幡社。
工事前はもっと樹木が生えていましたが、それらを伐採して、周りをすっきりさせました。樹木を伐採するとき、あるいは別の理由も重なって、神社を取り囲む土塀の瓦が割れていたのを修理しました。
一枚の交換でも、意外と大変だったりする。
なんやかんやで11枚ほど割れていました。紐丸瓦の交換は簡単ですが、問題は軒瓦です。軒瓦と桟瓦が一枚しか使われていない、短い屋根で軒瓦を交換するためには、棟を壊す必要があります。一枚を交換するためでも、けっこう大変なんです。壊すところを最小限にめくります。
南蛮漆喰を置いて、のし瓦を葺き戻します。
胸より少し高い位置くらいで、比較的作業しやすい環境だったので、さくさくと進んで一か所完成。でも、これが屋根の上だと倍くらいは時間がかかるんですよねー。
近所の知っている人たちが声をかけてくれる。
八幡社の境内で作業していると、通りがかりの近所の人たちが「今度はどうした?」と声をかけてくれて、そのたびに改めて地元を実感します。普段は屋根の上にいるから、仕事中に誰かと話すことがほとんどないんですよね。今回は修理だったけど、やっぱり地元の仕事は良いものです。