トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

雨どいを越えてしまった瓦、戻せます。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

軒先の瓦が軒樋を越えてしまっている場合。

築70年を超えるような家でよく見かける状態に、瓦の先端が雨どいを越えてしまっているというのがあります。当然のことながら、瓦の先端が軒樋を越えると、雨どいが雨水を受けることができなくなります。今回は軒樋を越えてはいないものの、大雨が降ると、雨水が軒樋を越えてしまうという屋根の修理に行ってきました。ちなみに、この家は築50年弱なので、もしかしたら新築当時から、こんな状態だったとか?さすがにそんなことは無いかな…。でも、瓦が下がった気配も無いんですよね。

こんな状態を、こんなふうに戻していきます。

矢印から向こうの辺りから、瓦がうねっていて、軒樋が見えにくくなっているのが分かると思います。

簡単に言うと、軒先の瓦を上げてあげれば良いってことです。まずは二枚目の瓦を外します。

で、軒先の瓦も外して、上にずらして銅線を結び直し、軒瓦をズラした分、二枚目の瓦の一部を切って、戻していきます。

最後に軒瓦にビス留めして完了です。

諦めないで!(真矢みき風)

こういう仕事って、うち以外にやるとこあるのかな?仲の良い同業者とも話したことが無いんですよね。「こんなに下がっちゃったから、もう無理かな」なんて諦めずに、一度、問い合わせくださいね。