たまには屋根のことを。
Yahoo!ニュースにこんな記事がありました。
『なんと1956年以来の大変革! 日本の伝統文化「屋根瓦」の建築ガイドラインが一新されるワケ』
まあ、伝統文化なんていう表現は気に入らないけど、それは今回は関係ないので置いときますが、簡単に書くと瓦の施工方法が改めて法律で整備されたってことです。
内容としては、台風や地震で瓦に被害が出ないように、瓦一枚一枚を、ちゃんと釘やビスで固定、あるいは緊結しましょうってことです。僕の感覚で「普通の屋根屋」であれば、当たり前にやっていたことなんですけど、変に安い屋根屋はやっていない可能性があります。だって、手間が掛かるからね。あとは僕が青年部で活動している(一社)全日本瓦工事業連盟に加盟がきちんと明文化して、整備したものなので、全瓦連に加盟していない屋根屋も知らないでしょうね。
ただ、良くないのはこの施工方法の名前。「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」という名前で、これを読んだだけでは耐震、耐風の施工かどうかがわからないんですよね。標準施工となると、もっと上位の施工方法がありそうなじゃないですか?「瓦屋根耐震・耐風標準施工方法」みたいに分かりやすく名前にすれば良かったのに、ってずっと思っています。