トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

雨漏り修理の手順

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

雨漏り修理にはいくつかの手順がありますが、この記事ではその手順を説明しますね。

①まずは連絡してください。

まずは「雨漏りを修理したい」「雨漏りを止めたい」と電話やメール、各SNSのDM等で連絡してください。連絡してもらわないと、どんなに素晴らしい職人でも雨漏りを止めることはできませんから、まずは連絡してくださいね。連絡してもらえれば、数日以内に訪問します。

②雨漏りの原因の特定

この『原因の特定』が最も大切な手順です。

まず、外から屋根の形状や、おおまかな状態を見てから、屋内から雨漏り箇所の確認をします。だいたいの位置を覚えておいて、次に屋根に上がり、瓦割れ、ズレ等の雨漏り箇所を特定します。ただ、割れやズレのような分かりやすい原因は多くありません。屋根上で分からない場合は、天井裏に入り、屋根裏の状況を確認することもあります。それでも分からなければ、散水試験をしたり、ときには実際に雨が降って雨漏りしているときに屋根裏や、屋根上の水の流れを見ることもあります。ここで原因を特定して、初めて作業することができます。

③見積書の作成

見積りを作成します。ただ、5万円程度の場合は、その場で口頭でお伝えすることが多く、お客さんも「それくらいなら、すぐにやって」と言ってくれることが多いです。

④雨漏りを止める作業。

瓦を交換、ズレを戻す、谷板板金の交換等、見つけた原因に対して作業します。作業自体はそれほど難しいことは無いので、単純に雨漏りを止めるだけであれば、半日もかからず、時には5分程度で作業が終了することもあります。作業後はしばらく様子を見て頂きます。何回か雨が降って、雨漏りしていないことを確認してくださいね。

⑤請求書を提出

請求書を提出するので、お支払いください。以上で完了となります。

とにもかくにも連絡をくださいね。

職業柄、いつも屋根を見ていますが「あの家って雨漏りしていないのかな?」と疑ってしまうような家もありますが、僕はビビりなので、知らない家にいきなり声を掛ける勇気はないんです。なので「雨漏りを止めたい」と連絡してくださいね。