歩道橋が撤去され、空が広くなる。
うちの近くの歩道橋が老朽化に伴い撤去されました。
いったい何年くらい前に架けられたのかは知りませんが、50歳の僕が知る限りではずっとありました。あまり使ったことのない歩道橋ですが、撤去されるとなると、なんとなく淋しくも感じたりして。
ところが、実際に撤去されたのを見ると、やけに空を広く感じます。歩道橋一つですごい圧迫感を感じていたってことですね。
美しい町は空が広い。
考えてみると景観保護地区になっている町の多くは電柱が無く、電線が地中化されていて、空を広く感じるんですよね。
空を広く感じるようになると建物がちゃんと見えるようになり、屋根も見えるようになります。そうすると、建物一つひとつの町の景観に与える影響が分かるようになるかもしれません。電柱も電線も無くしてしまえば、みんな自分が住む町の美しさ=自分の家の美しさであることをもっと意識するようになるのに。歩道橋の撤去でそんなことを感じました。