浅草寺を離れて向かったのは埼玉県の川越市。愛知県からだと遠いので、知らない人が多いと思いますが、川越には景観保護地区があります。かつて城下町として栄えた川越は、徳川幕府において軍事上の北の要所で、川越藩の藩主は譜代大名や親藩の中から、特に信頼の篤い大名が任命され、任命された大名も、川越藩主に任命されたことを誇りに思ったようです。家康自身も川越が好きで、鷹狩りのために、何度も訪れたとのこと。そうして幕府にとって大切な場所であれば、栄えるのも当然です。
町には蔵造りと呼ばれる建物がたくさん残っています。
建物が残っているだけではなく、100年以上続く企業がたくさん軒を連ねています。
新しい建物も木造瓦葺きです。これはスターバックス。
電線が地中化してあるので、美しい町並みを楽しめます。川越もすごい人手でした。
陽が落ちてくると、美しさが増します。
川越には祭りの山車が29台あります。江戸時代の山車の製作は許可制ですが、愛知県の尾張、三河と同じく徳川に縁の深い地域だと、許可が簡単に下りたので、川越にも多くの山車があるんだと思います。祭り会館というのがあり、実物を間近に見ることができます。
川越の祭りの特徴の一つに、山車同士がすれ違うときは、正面を向けないといけないというのがあるらしく、山車の方向を簡単に変えられるように、山車が回転するような造りになっています。回り舞台という仕組みで、こんなのは初めて見ました。
14台から20台くらいの山車が、毎年、祭りに参加しますが、100周年では全部が出るそうです。
最初にも書きましたが、愛知県からだと遠いので、ちょっと行きにくいです。が、徳川繋がりってことで行く価値アリです。楽しめました。