トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

小江戸・川越は美しい町だった。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

浅草寺を離れて向かったのは埼玉県の川越市。愛知県からだと遠いので、知らない人が多いと思いますが、川越には景観保護地区があります。かつて城下町として栄えた川越は、徳川幕府において軍事上の北の要所で、川越藩の藩主は譜代大名親藩の中から、特に信頼の篤い大名が任命され、任命された大名も、川越藩主に任命されたことを誇りに思ったようです。家康自身も川越が好きで、鷹狩りのために、何度も訪れたとのこと。そうして幕府にとって大切な場所であれば、栄えるのも当然です。

町には蔵造りと呼ばれる建物がたくさん残っています。
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建物が残っているだけではなく、100年以上続く企業がたくさん軒を連ねています。
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新しい建物も木造瓦葺きです。これはスターバックス
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電線が地中化してあるので、美しい町並みを楽しめます。川越もすごい人手でした。

陽が落ちてくると、美しさが増します。
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川越には祭りの山車が29台あります。江戸時代の山車の製作は許可制ですが、愛知県の尾張三河と同じく徳川に縁の深い地域だと、許可が簡単に下りたので、川越にも多くの山車があるんだと思います。祭り会館というのがあり、実物を間近に見ることができます。
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川越の祭りの特徴の一つに、山車同士がすれ違うときは、正面を向けないといけないというのがあるらしく、山車の方向を簡単に変えられるように、山車が回転するような造りになっています。回り舞台という仕組みで、こんなのは初めて見ました。
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14台から20台くらいの山車が、毎年、祭りに参加しますが、100周年では全部が出るそうです。

 

最初にも書きましたが、愛知県からだと遠いので、ちょっと行きにくいです。が、徳川繋がりってことで行く価値アリです。楽しめました。