トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

ロックと大人。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

映画の内容は関係ないけど、映画の音楽から感じたこと。

さーせん、またもや映画『THE FIRST SLAM DUNK』からになっちゃうんですけど、今回は音楽についてです。でも映画の内容については関係ないです。

TFSDではオープニングテーマをTHE BIRTHDAYが、クライマックスで流れる曲を10-FEETが担当しました。どちらの曲もとても評判が良く、今まで知らなかった人が知るきっかけにもなり、昔からのロック好き、両バンドのファンとしては「でしょ?そーなの!かっこいいよね!」と嬉しい限りです。

THE BIRTHDAY

10-FEET

二つのバンドに感じた雰囲気の違い。

今回、この二つのバンドを同じ舞台で聴いたことで、雰囲気の違いを感じました。もちろんロックといえどジャンルが違うので、雰囲気が違うのは当然なのですが、ジャンル以上に違いを感じたのが「力感(りきかん)」でした。なんていうかTHE BIRTHDAYのほうが肩の力が抜けている感じがするんですよね。ロック特有の力みが無い。とんがったロックなのにユルさを感じる。一方で10-FEETには力みを感じる。双方とも良い意味なんですけどね。

年を重ねて迎える変化。

THE BIRTHDAYチバユウスケさんは僕より4歳上の54歳。10-FEETのメンバーは45歳から47歳。この年齢の差。振り返ってみると、現在50歳の僕自身の力みが抜けてきたのが、ちょうど10-FEETのメンバーの年齢くらいだった気がします。違う例を挙げると、紅白歌合戦にも出場した『時代遅れのRock 'n' Roll Band』の桑田佳祐さん、野口五郎さん、佐野元春さん、世良公則さん、そしてCharさんという錚々たる同い年の人たち。たぶん若いころだったら、音楽性の違いから一緒にバンドをやるなんてことは無かったんじゃないかと思うんです。それぞれがいろんな経験をして、酸いも甘いも嚙み分けて、あらゆることを受け入れられるようになり、そのタイミングだからこそ、一緒にやれたんじゃないかなと思います。

年を重ね、変な力が抜けてくると、とんがってはいても丸みが出てくるというか、とんがっていても優しくなれるというか、そんなふうになるのかなぁなんて、自分自身を投影しながら感じる映画音楽でした。