トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

IZU TRAIL Journey 2022 A3土肥駐車場からゴールへ!

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

51キロ地点、A3土肥駐車場から再出発し、2年前は体調不良から、ここでDNFを選択したんだよなーと感慨深く最初の木段を100mほど登ります。

達磨山まではトレイルと木段を交えて3キロほど。大した登りじゃないけど、すでに50キロも走っているから疲れはしっかりあります。この感じだと、また10時間半くらいでゴールできそう。しかもつま先が痛くないし。

キツいけど、そりゃあキツいけど、達磨山を登り切り、ここからはゴールに向けて一気に下ります。初めて出場したときには、この辺りで真っ暗になり、ヘッ電を点灯して走ったのに、明るいうちに走れるようになりました。

ちょっと気持ち悪くて、いろいろ痛い。ここからは意地。

下りとはいえ、59キロから61キロ辺りで2キロほどの、歩くか走るか絶妙に迷う坂があり、走ったり歩いたり、歩いたり歩いたりしながら通過。この坂も初めてのときは「下りばっかのはずなのに!聞いてないよ!」なんてブツブツ言いながら登ったものです。ここで最後のジェルを食べましたが、やっぱり気持ち悪くて、食べきるのにいつもの3倍くらい時間がかかりました。やっぱり胃腸がおかしいんだな。

最後の長い坂を登り、残り8キロの下りに入ります。みんなめちゃくちゃ速くて何人にも抜かれますが、まあ、しゃあない。僕の目標は補給と最後の4キロを走ることだから、気にしません。時折、左ハムストリングス坐骨神経痛で痛みますが、それは神経であって、筋肉のヤツじゃないから無視して大丈夫と言い聞かせます。が、今度は左足裏が攣る感じが。足裏が攣るとさすがに痛くて走れないので、ちょっとだけ止まって足裏を伸ばしていると、追い抜いていく出場者が「ファイト!」と声をかけてくれます。こういう言葉が貸してくれる力は絶大です。まだ痛みは残るものの、急な坂を走り下ります。この辺りで計算してみると、10時間20分を切れそう。ここからは意地だな。

最後のロード4キロ。課題達成なるか。

GPSウォッチが68キロを表示したころ、最後のロードに出ます。コースの表示では残り4キロ。GPSウォッチの表示で72キロくらいがゴール。10時間20分切るのはキツいか。でも、最後の4キロを走り切るという目標は死守。残り2キロほどのところで、腰が落ちていることに気づき、腰高フォームを意識してみると、スピードが上がるのが分かります。おそらくキロあたり10秒から15秒。疲れてきてからこそ、フォームで走る。ぴたりと着いていた後続の選手が離れていくのがわかります。

菊田さん。

残り1キロあたりのところで沿道から「竹内さん!」という声が。静岡の同業者の菊田さん。菊田さんは4年前に一緒に出場したITJを完走しているトレイルランナー。応援のためにわざわざ来てくれました。おお!とちょっとだけ話して、すぐにコースに戻り、一路ゴールへ。コース横の家々からは応援の声がたくさん聞こえてきます。嬉しい。ありがたい。この声の一つひとつが前に進ませてくれる。

70キロの旅の終わり。

最後の急坂を下り、花道に。僕の前のランナーが切ったゴールテープを戻すのに手間取っているのを待ち、ゆっくりとゴール。

礼に見えないけど、コースに一礼するのはトライアスロンの文化ね。

タイムは10時間16分28秒で、前年のタイムを17分短縮!練習してないのに(笑)

タイム以上に良かったのは、補給と最後の4キロを走れたこと、課題を達成できたのは良かった。食べすぎたかもしれないけど。それにしても疲れたねー。

練習不足なのにタイムを短縮。練習ってなんだ?

重複しますが、2022年は例年以上に練習できていませんでした。特に志賀高原エクストリームトレイル以後は山で走ったのは2回。坂道ダッシュも2回くらい。あとはジョグした程度。直前一か月の走行距離は100キロ。もう完走できれば充分くらいに考えていたので、前年より良いタイムだったのは意外でした。果たして練習とはなんなのか。やっぱりやればいいってもんじゃないな(笑)月間100キロクラブの中では僕が最速かもしれません(笑)