トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

志賀高原エクストリームトレイル2022。第3エイドから第4エイドで泥んこ祭り。

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

第3エイドから第4エイドまではわずか5キロ。だがしかし。

走れれば楽しい熟平からの紅葉のシングルトラックを、走っては歩き、歩いては走りを繰り返し、貯金を使い果たしてやっとのことで第3エイドのダイヤモンドスキー場、40キロ地点までたどり着きました。とりあえずバナナを三切れ、コーラを飲み、ボトルに水分を補給して歩き始めます。次の第4エイド、蓮池まではわずか5キロで、しかも基本は平坦。走ることができれば30分ですが、この5キロがスーパー泥んこ祭り。しかも方斜面(傾いたルート)なので、ズルズルと滑り、走ることが難しいエリアが多くあります。

ついに泥にハマる。

ポールを頼りによちよちと慎重に泥道を進んでいると、ついにその時が。

右足だけ(笑)

右足だけ足首まで泥に埋まりました(笑)僕も後続ランナーも「うわぁぁぁぁぁっ!」と声を上げます。「いやー、今日は条件が良いと思ったけど、やっぱりヤバいですねー!」と、ひと時のエクストリームトーク。こういう大会は仲間意識が上がります(笑)

せっかく下ったのに、また登る。

方斜面の泥道をやっとの思いで抜けると、スキー場急斜面の下りが待っています。2020年、2021年はここをハイペースで下ることができて、何人も抜きましたが、2022年は走るどころか、左のハムストリングス(太もも裏)が攣りかけて歩くのみ。下りで走れないなんて…。そして、下りながら見えるのは、後に登り返す斜面…。あんなの登れるのか…。

ただただ歩くのはシャクなので、攣らないように祈りながら、なんとか走り出し、斜面を登り返します。すでに他の選手たちもフラフラです。何回登らせるんだ…。紅葉狩りの観光客と、息も絶え絶えの選手たちがすれ違うとき、なぜかみなさん拍手してくれたり、がんばって!と言ってくれたり。そういうのが意外と力になります。

第4エイドに到着。果たしてゴールできるのかという考えが頭をよぎる…。

やっとの思いでスキー場を登り切り、第4エイド、蓮池駐車場に到着しました。またもやバナナとコーラ。そして温かいコンソメスープ。コンソメスープの塩味と旨味が嬉しい。ボトルに水を補給していると、ボランティアスタッフが他の選手に「あと10キロです!」と言っているので「騙されちゃいけないです!あと13キロあります!」と忠告。スタッフは「いや10キロですって」と言いますが、嘘です。本当に12キロから13キロあるんです。公式には55キロとなっていますが、実は57キロから58キロあるのが志賀高原エクストリームトレイルなんです。

こんな状態でゴールできるんだろうか。ラスボスも待ってるし、ゴールできても全部歩くことになりそうだから、丸々2時間はかかるかも。となると11時間オーバーか。過去最遅タイムだな。でもリタイアするような体調でもないし、行くしかないか。

最後のエイドとなる蓮池駐車場では15分ほど休み、やっとのことで歩き出し、ラスボス・サンバレースキー場を登る前に、なんとか粘って平地と下りは走り、ビワ池まで下ります。

 

続きます。