トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

デビュー25周年を迎えたダークサイドクイーン、Coccoのライブは儚くも美しく、そして黒いロックステージだった。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

Coccoのライブに行ってきました。

@ZeppNagoya

2022年で25周年を迎えるCocco。全盛期は20年以上前なので、今の若い人たちは知らなくても当然。活動を休止していた時期もあれば、活動していても何の音沙汰もない時期も多く、不安定な人なので、もしかするとこれが最後のライブになる可能性だって孕んでいるということで、かなり強引なスケジュールで行ってきました。

ダークサイドクイーン、Cocco

Coccoといえば人の持つ黒い部分、暗い部分を歌詞にし、優しいメロディとオルタナティブなロックに載せて表現するダークサイドクイーン(この表現はライブでもらったフライヤーから拝借)。X JAPANの故・hideは、デビュー前のCoccoを「中島みゆきニルヴァーナの邂逅」と評価したらしいけど、言い得て妙。美しく透明で、爽やかさを感じさせる声がダークな歌詞を際立たせるんですよね。25周年ベストツアーということで、デビュー当初からの名曲たちがCoccoの世界を創り上げていました。一曲目の『強く儚い者たち』から最後の曲までMC無し。ありがとうすら言やしない。ステージのライティングもほとんどCoccoの顔を照らすことなく、本当にCoccoが歌っているのかすら分からないほどの、最高にかっこよく、儚く、美しく、黒いロックステージでした。

何度も足を運べるミュージシャンもいれば、大好きだったのに行けずに終わってしまったミュージシャンもいます。後者のようになると、そこに残るのは後悔だけ。マイケルジャクソンなんて最たる例です。Coccoのライブに行けた僕は幸せです。