雨どいの修理に行って。
雨どいの修理を依頼してもらって屋根に上がってきました。樋受け金具というのが折れていて、雨どいの勾配が逆になってしまっていたのを、新しい樋受け金具を取り付けて作業は完了。梯子を掛けて、上がって、改めてお客様に作業内容を説明してから作業して、梯子を片付けて。全部で40分ほどです。お客さんには「もう終わったの!?」と喜んでもらえました。
とても良い瓦を、良い職人さんが葺いていました。
今回の建物は築50年ほど。使われていた瓦は地元・常滑のいぶし瓦の中でも「磨き」と呼ばれるものでした。
「磨き」は一枚、一枚、全ての瓦を手作業で磨いてから焼く瓦で、最高級品の一つです。50年前、1973年というとオイルショックがあり、燃料費が高騰したため、非常に悪い瓦も世に出回った頃でした。が、こちらの屋根に使われている瓦はねじれも少なく、とても良いもの。それを上手な職人さんが葺いているのが見てとれます。
棟の鬼瓦際も反らせすぎず、写真だとわからない程度に、ほんの少しだけスッと軽快に反らせてある辺りがかっこいい。
お客さんは、古い建物だからと心配していましたが、屋根について、とても良い瓦を良い職人さんが葺いていること、まだまだ長持ちすることを伝えると安心してくれました。
良い瓦を良い職人さんが葺くと、屋根は美しいまま長持ちする。
やっぱりね、良い瓦を良い職人さんが葺くと、屋根は美しいまま長持ちするんです。瓦って素晴らしいものですよ。