トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

瓦が良すぎることへの甘え。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

他を圧倒する最高の耐久性と対候性、最高の機能を持っていて、しかも美しくて実績充分。普通に考えるとめちゃくちゃ売れる商品。でも、売れないのが瓦。

 

どんな屋根屋に聞いたって、他の屋根材より瓦が良いと言います。当然です。圧倒的に良いんだから。では、なぜ売れないんだろうと考えてみると、良すぎるからかもしれない。僕たちは瓦が圧倒的だからこそ、そこに甘えが生じているのかもしれない。カラーベストや板金なんて、売ろうと思ったら必死にならないといけません。だって瓦と比較にもならないくらいの性能とコストパフォーマンスなんだから。良くない物を売るって大変です。それでも売らないといけないんだから、必死になりますよね。

 

なんでこんなに優れたものが売れないのか。瓦メーカーではなく、実際に工務店やお客さんに売る位置にいる僕ら屋根屋が、瓦の良さに甘え、分かってもらえないことを、相手のせいにしてしまっているのかもしれません。

 

僕らはもっと必死に瓦の良さを伝え、「あんたの言うことだったら信じるよ」と言ってもらえるように、自分のことを伝える努力をする必要があるんだと思います。