初めての蔵王で滑り、その夜は米沢に移動して道の駅で一泊。明くる日は米沢周辺を観光しようと思っていましたが、夜から朝にかけてずっと雪が降り続き、しっかりと積もったので、やっぱりこの雪を逃してはいけないということで、予定を変更し、急遽、天元台スキー場に向かいました。
天元台スキー場は山形にあってもローカル感の強いスキー場で、ロープウェイ1本とリフトが3本あるだけ。しかもその4本は、ほぼ直線で繋がれる、横に狭く、縦に長いスキー場です。縦の長さは全長で6キロに及ぶので、横に狭くても、十分に楽しめるはず。
まずはロープウェイに乗ります。20分に一回、出発します。
標高が1820メートルもあり、絶対に寒いはずなので、コンビニで吸湿発熱素材の手袋を買い、さらに蔵王では使わなかったワークマンのバラクラバも導入して、寒さ対策はバッチリです。
上がってみると、蔵王と同じく視界が悪く、斜面があまり見えません。ただ、横移動しなくて良いので、滑っていればリフト乗り場に戻れる感じです。
非圧雪エリアがあるので、僕は100%非圧雪エリアでライド。雪がめちゃくちゃ軽くて、素晴らしい浮遊感。久しぶりに粉雪中毒です。GoPro9を胸に装着して動画撮影したので、良かったらどうぞ。
もう少し勾配が急で斜面が見えたら、もっとエグいのを撮れたんですけど、贅沢は言いません。
この日は雪も降りましたが、風も強く、3本のリフトのうち、一番上のリフトのリフトが動いたのはほんの20分間ほど。動き出したタイミングにたまたま居合わせた僕は、運よく一番上まで行くことができました。一番上のコースには樹氷が。
蔵王のモンスターとは違うけど、これはこれで幻想的な雰囲気です。
またもや非圧雪コースに入っていきましたが、それほど斜度の無いコースに雪が深すぎて、ラッセルするハメに。昔だったらラッセルに疲れたはずだけど、トライアスロンとトレランで鍛えた49歳は全然疲れず(笑)
犬猫が車で待っているのと、移動の時間もあるので、12時くらいに滑り終え、下りのロープウェイを待っているときに、強風で3本のリフト全部が止まりました。ちょうどいいタイミングだったかな。楽しく滑れたし、大満足です。天元台スキー場、最高でした。
車に戻ると、すでに車には20センチほどの雪が積もっています。
うちのキャンピングカーは4WDなので、難なく動きましたが、他の車は出るのにも苦労している様子。山から下るときも、動けなくなった車がいて、警察が交通整理している場所もありました。山奥のローカルスキー場なので、雪道に不慣れな人は少ないはずなのに。年末年始の寒波はそれほど凄いものだったんですね。
トライアスロンを始めてからはスキーに行くのも我慢していましたが、今シーズンはすでに2回、しかも良い雪で滑ることができました。人生において良い雪で滑る回数なんて、たかが知れています。他のことでも同じで、素晴らしい経験というのは、実はそんなに多く体験できるものではありません。良い経験は何事にも代え難いものだったりするんです。