トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

憧れの『マムシガエシ』ロッテアライリゾートスキー場。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

ロッテアライリゾートスキー場へ。

本来なら姫路城マラソンに出場するはずだった2月末の土日。新潟県妙高にあるロッテアライリゾートスキー場に行ってきました。白馬、野沢温泉、斑尾高原、志賀高原妙高高原と名だたる名スキー場がありますが、普通の人にはほとんど知られていないスキー場を選んでみました。

https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja.html/

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その昔、20年前くらいかな。アライスキー場の噂は聞いていたんです。とんでもない量の雪と、圧雪されていない急斜面がそこにあるという噂を。その当時の僕は、好きな言葉を「急斜面」と答えていたほどの急斜面フリークで、いつかは行ってみたいと思っていて、さあ、今シーズンこそ!と予定を立てていたら、アライが倒産だか廃業だかで、閉鎖されてしまいました。刻は経ち、2022年の冬、何気なくYouTubeでスキーの動画を見ていると、素晴らしい晴天に、極上のパウダーを滑る映像を見つけました。そしてそこには『アライ』の三文字が。僕がトライアスロンにかまけている間に、アライが復活していたわけです。

初めてのアライはとても洗練されていて、北米かヨーロッパのリゾートのようです。これならリゾートと名乗っても恥ずかしくないな。

そして肝心のスキー場はコース図にある通り、斜面のほとんどが非圧雪で、上級か超上級。これは期待できるよね。

紫色が非圧雪エリア。

パウダー!パウダー!パウダー!

ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、まずはリフトで行くことができる一番上から圧雪エリアを滑りますが、すでにすごいパウダー。圧雪してこれなの?非圧雪ってどうなっちゃうの?って感じです。雪がばかばかと降り、視界がほとんど無いので、脚の感覚を信じて一本滑り、二本目はさっそく非圧雪エリアに突入です。すでに他のスキーヤーやボーダーに食い荒らされているはずの斜面には、それでもたっぷりの軽い雪。ヤバいね…。非圧雪エリア二本目はダブルブラックダイヤモンド◆◆、超上級コースです。誰も滑っていないであろう、雪崩が起きそうな斜面でターン。雪の上を浮遊する舞い上がった雪が顔にかかり、背中から覆いかぶさるように追ってきます。ああ…、これだよね…。久しぶりの感覚だ…。まさしく粉雪中毒。

名物コース、憧れの『マムシガエシ』

お昼ごはんを挟み、コースに戻ると、雪の降り過ぎで閉鎖されたコースが出てきました。どんな降り方だよ。そんな中でも、僕が20年前に恋い焦がれたコース『マムシガエシ』は閉鎖されていなかったので、迷わず突入すると、マムシガエシにはそれまで以上の雪と急斜面が待っていました。こんなコースが日本にあるなんて!底突きしないパウダーをこんなに滑ることができるなんて夢みたいだ…。

わかる!?

わかる!?この雪

雪から板が浮き上がってくる感じがさー。

自分でまき上げた雪が、自分にかかるのよ!

GoProで撮影した動画を後から見たら、滑っているときはまったくの無音。ずっとふわーっと浮いている感じなのが、音からもわかりました。こんなにもすごい雪をリフトに乗って楽して、何度も楽しめるならバックカントリーに行く必要ないよね。っていうか、滑るだけだったらバックカントリーよりも楽しいよね…。

技術と道具があれば楽しめるスキー場。

圧雪されたコースでも豊富な雪があり、転んでも痛くないのですが、全体的にかなり急なコースが多く、いわゆる初級者コースは下に少しあるだけ。さらに圧雪されていないコースを滑る技術と道具がないと楽しくないので、はっきり言って初級者にはオススメできません。ボードで中級、スキーだと上級じゃないと楽しめないと思います。が、道具と技術さえあれば、最高に楽しめるスキー場です。雪がピークを迎える1月末から2月半ばあたり。これから毎年、アライ詣でに訪れようと思います。