トライアスリート屋根屋兼バックカントリースキーヤー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
2022-2023シーズン初滑りは『ほおのき平』
初滑りに岐阜県高山市の『ほおのき平スキー場』に行ってきました。
この日は三連休の真ん中で、高速道路も車が多く、当初は高鷲スノーパークに行く予定でしたが、混雑を避けるために45分ほど余分に走ってのほおのき平です。ほおのき平に行ったのはおそらく20年ぶりくらい。小さいながらも良いスキー場です。
新しい板は『dps koala 103』
今回は15年以上ぶりに買ったスキー板のシェイクダウンです。久しぶりの新しい板はどんな感じなのか、ワクワクと不安が入り混じります。新しい板はdpsというブランドの『koala 103』です。
103という数字はセンターの幅で、バックカントリーで遊ぶ板としては普通レベル。115くらいあってもいいけど、パークでも遊べるkoala103は、1本で全部をやる僕にとっては絶妙な幅と言えます。
フロント、テールともにロッカー形状(反っている)になっていて、新雪での浮力を得られるようになっています。ロッカーは全体の40%になります。
ビンディング チロリア『アンビション12』
ビンディングはチロリアのアンビション12を合わせ、登れるのにアルペン感覚で滑れるを目指しました。まあ、今どきのバックカントリーはピンテックが主流ですけど、ブーツまで買う余裕は無いってことでもあります。
ショート、ロングともにターンが気持ちいい。
まずはピステンの入った整地から。ショートターンでは意外なほどエッジがしっかり。板自体も軽いので振り回しやすい。ロングターンもオン・ザ・レールの感覚を味わえて、カービングするのが楽しい。ただ、ロッカーということで、真ん中に乗る意識を持たないとすぐにエッジが抜けて、飛んでいっちゃいそうな感じがしました。
不整地でも振り回して使える。
雪の締まったオフピステン、不整地でガツガツと攻めてみても、軽さが武器となり、思う存分振り回せます。また、軽いのに振動吸収にも優れていて、衝撃を受けても、すぐにピタリと治まってくれるので、不整地では安心感があります。リフト下で一番目立つけど、目立つだけに誰も滑らない、難しい不整地コースを滑っても、自分さえテンション高く、集中していれば思い通りに滑ることができました。悪コアラかっこいい。
真ん中に乗れると楽しい板。
初めてのロッカー板のイメージは「真ん中に乗らないと飛んでいく」感じ。20年前にはK2のPontoonくらいしか存在しなかったロッカーですが、紆余曲折を得て、進化していて、逆に言うと「しっかり真ん中に乗れれば、いろんなことができる」ということ、「真ん中に乗る技術のある人が乗ってね」ってことだと理解しました。楽しくて僕に向いた板です。