トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

突然、訪問してきた業者を屋根に上がらせるのは止めましょう。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

回覧板が回ってきました。って、しょっちゅう回ってくるんですけどね。今回の回覧板には悪徳業者に注意!っていう例がいくつか。

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いろんな例が載っていますが、僕が注目したのは、もちろんこれ。

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点検商法となっていますが、特に屋根ですね。『慌ててその場で判断せず』と書いてありますが、補足すると『屋根に上がらせない』ことが大切です。僕らの仕事は、人の目につかない場所、見えない場所でやっています。つまり「悪いことをしようと思ったら、悪いことができちゃう」ということ。屋根に上がってしまえば、ずれていない瓦ずらすことができるし、割れていない瓦を割ることもできます。だって、お客さんからは見えないんだから、やりたい放題です。

僕が雨漏り修理を依頼されて伺ったお客さんからも「瓦がずれた写真を見せられた」という話しを聞きました。お客さんは雨漏りしている場所と、写真のずれている場所が違うことから、業者の言っていることがおかしいと感づき、追い返したとのことでした。実際に上がってみると、まったくずれたりしていなくて、雨漏りは瓦葺きの基本的な知識不足が原因で、僕が少しだけ手を加えて直すことができました。

 

屋根の悪徳業者から身を守るために大切なのは『屋根に上がらせない』ということです。何か言われて心配だったら、近くの瓦葺き師、瓦施工業者、あるいは工務店に連絡してください。突然、訪問してきた業者を、その日に上がらせるのは絶対に止めてくださいね。