渋沢栄一の生涯を描く大河ドラマ『青天を衝け』が放送されている2021年、映画では土方歳三を描いた『燃えよ剣』が10月15日に公開されます。僕も男の子なので、御多分にもれず、幕末大好きな時期がありました。特に好きだったのが土方歳三で、『青天を衝け』にも出てきたし(渋沢栄一と土方歳三は実際に会ったことがあるらしい)、『燃えよ剣』はまさしく土方歳三の物語。「土方歳三、参る!」とか、かっこいいんすよね…。土方歳三といえば、イメージだけではなくて、本当にかっこよかったことでも有名で、写真を見ても確かにイケメン。なので『燃えよ剣』で岡田准一さんが主演しても違和感が無いんですよね。
ただね、ふと思ったんです。「岡田准一さんて、身長低いよね」
僕の記憶だと、土方歳三は幕末の人としては身長が高かったはずなんですよね。あの土方歳三がちっさいなんて、ちょっとな…と思ったので、調べてみました。すると、土方歳三が167センチ、岡田准一さんも推定で167センチ(公称169センチ)と、まったく同じでした。
ただし、幕末当時の日本人男性の平均身長は158センチということなので、167センチの土方歳三はやっぱり大きかったということですね。平均身長が172センチ程度の現代なら180センチくらいに相当します。
こうなると、次から次へと調べてみて、新撰組の主要メンバーと坂本龍馬を並べてみました。
新撰組最強と言われた二番隊隊長の永倉新八が158センチ、大物感のある近藤勇が162センチと意外と小さかったけど、他の人はけっこうデカい。斉藤一、沖田総司なんて170センチだから、現代だと185センチ超えくらいだろうし、桂小五郎の174センチや坂本龍馬の176センチなんて190センチ近いイメージですよね。
ここに示した人たちは、たけうちよしきを除いて、皆が剣豪。めちゃくちゃ強い人ばかり。比較すると小さい永倉新八だって平均身長くらいだったので、やっぱり身長と強さには関連があるんでしょうか。新撰組の初代局長の芹沢鴨なんて180センチくらいだったって言うし。剣を使うとしても、リーチの長さというのは圧倒的に有利になるのは間違いないですよね。当時は確実に仕留めるために、切るよりも突いていた、との記録もあるくらいなので、そうなるとリーチが長いのはさらに有利だし、実戦における体の大きさというのは、やっぱり影響するのかもしれません。ちなみに西郷隆盛は180センチで100キロ超えだったので、本当に大男だったのがわかります。
ついでなので映画『燃えよ剣』のキャストについても、身長を調べて並べてみました。
『燃えよ剣』には坂本龍馬は出てこないみたいですが、一応、並べてみました。でも、現代の中に入れても遜色無い身長です。たけうちよしきも遜色無いです(笑)
近藤勇役の鈴木亮平さんはデカいけど、イメージの近藤勇はデカい感じだし、新撰組を率いるわけですから、これくらいでピッタリ。永倉新八役の谷田歩さんがデカすぎるのと、沖田総司役の山田涼介さんがちっさいかな。