トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

建築や屋根葺きは、机上では学べないことがたくさんある。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

築年数70年とか80年とか、あるいはもっと年数を経た建物の屋根が雨漏りしたとか、壊れたとかで呼ばれたときに、僕はほぼ100%の格率で修理します。お客さんが修理を望んでいるんだから、当然と言えば当然なんですけどね。修理できません、葺き替えしかありません、と言う業者がけっこういます。葺き替えしかないと言われて、困ったあげくにうちに連絡をくれるということもあります。

 

なぜ、こういう違いが生まれるかというと、僕は自分で作業できる職人で、できませんというのは営業職の人だということに原因があったりします。中には長年、職人として現場を経験した後に営業職になる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は違います。最初から営業だったり、研修として3か月とか、長くて半年くらいを現場で過ごしただけの人が行くわけです。わずか数か月の現場経験では、修理できるかどうかなんて判断できるわけが無いんですね。昨日のブログにも書きましたが、原因を探るって大切だし、難しいことなんです。営業職を否定するわけではありませんが、やっぱり向き不向きとか、可能不可能というところはあるんですよね。

 

2021年で僕の職歴は26年になります。屋根誠としては曾爺さんの頃からで109年になります。現場で代々、受け継がれる知識や技術というのは間違いなくあります。建築や屋根というのは、机上では学べないことが確実にあります。