トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

オリンピックの裏で、世界で最も過酷な山岳レース『トランス・ジャパン・アルプス・レース』スタート!

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

開幕前にはなんやかんやと言われた東京オリンピックですが、蓋を開けてみれば盛り上がりましたねー。スポーツ好きですが、さらにマイナースポーツも大好きな僕にとって、オリンピックというのは、そのときにしか観ることのできない貴重な機会です。

僕がやっているマイナースポーツといえば、トレイルランニングがあります。トレイルランニングは山道を走るスポーツで、オリンピックの競技に採用されても良いと思いますが、まあ、いろいろと考えると難しいのかな。でも、トレランというのは、とても面白いスポーツで、足元の安定しない不整地を、美しい景色の中を、獣に戻ったような感覚で走ります。

 

2年に1度、世界で最も過酷な山岳レースと呼ばれる『トランス・ジャパン・アルプス・レース』が開催され、本来は2020年に開催予定でしたが、1年の延期を経て、2021年8月8日0時にスタートしました。コースは富山県魚津市日本海をスタートし、北アルプス中央アルプス南アルプスの名立たる名峰の山頂を繋ぎ、静岡県静岡市駿河湾にゴールします。

f:id:yoshikixx:20210808150530j:plain

距離は約415km、獲得標高(登る標高差の合計)は27000m。フルマラソンを10回やる間に、海から富士山頂を7回以上、登るのに匹敵します。

f:id:yoshikixx:20210808151143j:plain

制限時間は8日間。山小屋での補給は水分のみ。過酷な選考会、選考レースを突破した選手しか参加することは許されませんが、それでも100%の完走はありえず、何名かの選手がリタイアします。

www.youtube.com

公式Facebookや公式サイトでは、選手たちの様子を見ることができます。

www.tjar.jp

選手たちは極度の疲労に耐えながら、強烈な痛みに耐えながら、幻覚を見ながら進みます。もちろん、今すぐにでも止めてしまいたいという葛藤とも闘います。

 

人間の限界は、自分ではわからないところにあります。限界を確かめるためなのか、自分の思う限界の向こう側を見るためなのか、選手たちは進みます。

 

なんてことを書いたら、台風の影響で、二日目に中止になってしまいました。そういうこともある「遊び」です。