令和2年の年末に和形の瓦を葺かせてもらった大工さんのところに、新築祝いを届けてきました。実はこの大工さんと仕事をするのは初めて。大工さんの普段の仕事だと、和形瓦を葺ける屋根屋との付き合いが無いということで、大工さんの親方的存在の大工さんが紹介してくれて、うちに仕事を頂くことになりました。ありがたいことです。
現場に行ってみると、瓦を葺いてからすでに7か月以上が経っていますが、まだ完成していません。だいたいの場合、大工さんの家が完成するには1年以上がかかります。というのも、お客さんの家を建てていると、自分の家を建てる時間が無くなり、お客さんの家を建てないと、お金にならないという矛盾を抱えているからなんです。大工さんも奥さんに怒られるって言ってました。が、親方的存在の大工さんからもらったという、素晴らしい材木を使った、素晴らしい家でした。かっこよかった!
新築祝いに持っていったのは、三河の瓦メーカー、新東㈱のブランド『鬼瓦家守』の三面鬼面です。
三方向に顔がある鬼面の鬼瓦で、あらゆる方角からの魔から、家族や家を守るという意味があります。鬼瓦自体は12cm角くらいなので、そんなに大きなものではなく、玄関に飾ってもらうのにちょうどいい大きさです。
一点、一点、全てが鬼師の手作りで、二つとして同じものはありません。鬼面の種類も9つあるので、送る人の個性に合わせて選んでもらえると思います。ちょっと変わっているけど、日本の文化を感じさせる、かっこいい新築祝いに、鬼瓦家守はぴったりだと思います。お問い合わせは屋根誠まで!