建築業界は新コロの影響で材木が不足しています。なんかウッドショックって言うらしいです。簡単に言えば、アメリカで戸建住宅の需要が上がり、日本に材木が入ってこなくなったということです。もう少し言うと、日本は寸法の規格や商品の品質に対して細かいくせに安く買おうとするから、アメリカ国内で売れるのに日本には売りたくないってことみたい…。
4月に淡路島で、島内の木材、島内の土、島内の瓦と、淡路島産の建材を可能な限り使って建てられた家を見学させてもらいました。
かっこよくてお洒落で素敵な家でした。
何も外国産の建材を使わなくても、お洒落な家を建てることはできるんです。持続可能な社会とか地産地消とか、それってこういうことで、考えてみれば実は昔からやってきたことです。
愛知県の三河には杉や檜があるし、瓦もあります。県内の建材だけで家が建ちます。なんだったら東京だって奥多摩の木材が使えるよね?瓦は新たに焼こうよ。そしたらチタンの屋根なんかにしなくて、かっこいい、粋な家を建てられるんじゃないかな。
何が言いたいかっていうと、ウッドショックはわかるけど、元に戻る、ちゃんとした家造りに立ち返るきっかけになるんじゃないの?っていうことです。昔から当たり前に言われていたのが『日本の気候には日本の山で育った木で建てた家が向いている』っていうこと。もう当たり前だし、みんな分かっているのに、見て見ぬふりをしてきたんじゃないかと思います。
ウッドショックは日本の建材で、良い家を建てるきっかけにすればいいんです。