日本最高のドラマー、村上“ポンタ”秀一さんが亡くなりました。
ポンタさんのことを知ったのは高校生の頃。当時の僕はバンドでドラムを叩いていて、とはいえ、才能なんて無いし、ドラムの上手い下手もあまり分からず、手数の多い、派手なドラマーに惹かれる普通のアマチュアドラマーでした。それでもなんとなくポンタさんに憧れ、村上“ポンタ”秀一モデルのスティックで叩いていました。
2012年に一曲だけ、人前で叩くことになったときもポンタモデルでした。少し太めでティップは丸く、素直な形状。ヒッコリーの重さは僕にちょうど良かった。
ドラムの上手い下手なんて、あまり分からずに大人になったけど、あるライブに行ったときに、そのドラムに心をがっちり掴まれました。一緒にいた人に「ドラム上手いねー。すごいねー。」と話していて、その人はもちろん「そうなの?」くらいでしたが、メンバー紹介でドラムのときに映し出されたのはポンタでした。そうか、ポンタのドラムってこんなにすごいのか。生で聴いたら、こんなに上手いんだ。上手いだけじゃなくて、他の邪魔もしないし、でしゃばらないのに盛り上げていく。
2014年11月。名古屋のライブハウスで開催された、ドラムクリニックという名前の、ポンタが2時間、ドラムを叩くというイベント的なものに行きました。
間近に観るポンタさんはキレッキレで怖くて、でもかっこよかった。あの人やアノ人との確執(笑)的な話もしてくれて、最高の夜でした。
村上“ポンタ”秀一は僕のヒーローです。