塀の屋根を直してきました。大工さんに呼ばれて、最初に見に行った状態がこれ。
木が倒れたわけではなく、木が生えていたところに、無理やり塀を造ったら、数十年を経て、想像よりも木が成長し、塀を壊したという、初めて聞いたやつです。
大工さんとも「どうするの?なんとかなるの?」と相談というよりも、驚きあうだけ(笑) ただ、うちは大工さんが下地を作ってくれさえすればなんとでもなるので、大工さん次第なんですよね。
ひと月くらいして大工さんから連絡があり、見に行ってみると、木が切られていて、なんとか下地ができていました。元が無理やり造ってあったので、決して真っ直ぐな状態ではありませんでしたが、大工さんもよく下地を造ったものです。
元々あった瓦をできるだけ使い、完成したのがこれです。
塀が真っ直ぐじゃないのに加えて、なんせ古い糸のし瓦がぐにゃぐにゃに曲がっているので、現代の厚のし瓦に慣れた職人には大変な作業でしたが、なんとか納めてくれました。僕が最後に手直しを少々して、お客さんには喜んでもらえたようです。
こんな状態になった塀でもなんとかします。うちも同じ状態だ!なんて人は滅多にいないと思いますが、もし、塀や屋根で困っている人がいたらご相談くださいね。