トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

今、大変な人にこそ読んでほしい。『海賊と呼ばれた男』

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

今年、令和2年3月頃のことです。トライアスロン仲間のコモリさんと、コロナ対策についてLINEで相談していました。お互い経営者として、こんな事態は初めてで、それでもこの事態を乗り越えることができたら、もう俺たちは大丈夫だよね、みたいな話をしました。コモリさんとこの仕事にたいするコロナの影響はうちの比ではなく、本当にヤバいはず。それが今でも持ちこたえているんだから、コモリさんは凄いなと思います。そんときも話したんですけど、この事態って、そうは言っても敗戦後よりは、全くもってマシなはず。

日本中がアメリカによる、空襲という名の無差別大量殺戮に遭い、文字通りに焼野原になってしまった後に、僕らの祖父や父親世代は食うものも食えず、歯を食いしばって日本を復興させました。コロナなんてそれに比べたらなんてことは無いはず。

 

もちろん僕は敗戦後のことを知りません。本で読んだり、伝聞でしか知りません。想像だけです。敗戦後について読んだ本の一冊に『海賊と呼ばれた男(百田尚樹著)』があります。

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

海賊とよばれた男(上) (講談社文庫)

 

 岡田准一さん主演で映画にもなったので、知っている人も多いかと思いますが、出光興産創業者、出光佐三さんの生涯を描いた小説です。敗戦後、それまでの燃料販売業では商売も社員の生活も成り立たないという状況で、少しでも仕事になるならと、なんでもやり、失敗し、GHQや日本の政府からの妨害を受けたりしますが、それでも社員と一緒に少しずつ会社を復興させていきます。小説で読んでも凄まじい状況だったのがわかりますが、実際はもっとひどい状況であったことは容易に想像できます。

 

今が大変な人にこそ読んで欲しい一冊です。